密室の恐怖

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 秋の気配が深まっていきます。夕暮れどきはなんとも寂しい。特に今年は夏が長くひときわ暑かっただけに、秋の風情がひときわ身に沁みます。

 秋風に乗って新しい内閣が発足したところ、石破新総理は各方面から裏金の件や衆議院の解散などに関して「総裁選のときに言うてたことと違うやん」ということで集中砲火を浴びてます。安部元総理のような確固たる信念と強烈なリーダーシップをもった人材がいない中で、とりあえず誰にとっても毒にも薬にもならない適当な人材ということでは、長年党内野党として置き去りにされてきた石破氏などがちょうどいいということでしょう。自民党の昔年の持病である政治とカネの症状が悪化し、ガタガタになった現状をとりあえずなんとかやり過ごそうとしたわけであって、新総理に日本の復権が実現できるとは誰も思ってはいません。まあ、短命に終わるでしょう。

 さて今日の話、先週、仕事での出張先が遠くで、飛行機を利用しました。

 そんときに思ったんですけど、飛行機の座席に座ったときほど、逃げ道がない状態ってないですよね。何を今さらとゆう話ですけど、ふと怖くなりました。

 いろんな乗り物に乗ります。電車とバスは毎日乗ってるし、たまにマイカーも運転します。んで、スリリングな現代社会に身を置いてると、いつ何時突然のトラブルに襲われるか分かりません。電車が脱線転覆する事故もあったし、暴走車がバスに突っ込んでくるかもしれないし、どんなに気を付けていてももらい事故が起こる確率はゼロではないのです。んで衝突して炎上したりしたら一刻も早く逃げなければなりません。

 そんな状況を想像するに、電車は超満員でない限り逃げようと思えば逃げられそうです。バスもしかり。炎上しても後ろの方に非常口があります。マイカーもクラッシュしてなければ、割れた窓から這いずり出るなりまあ脱出は可能でしょう。しかし、飛行機の場合はムリ。20241002_051034000_iOS.jpg

 飛行機乗るときはできるだけ窓側という人が多いと思います。私もそうです。同じ料金なら当然外の眺めがある方がうれしい。先週のフライトもそうで富士山のシルエットがきれいに見えてました。

 壁に押し付けられるように座席についてあらためて我が身の置かれた状況を観察するに、まあ、身動きとれない。窓側に引きこもったこの状態で、仮にこの飛行機が炎上した場合を想像すると、まず隣の座席に誰かがいる状態ではわたしは逃げられません。わたしが移動で出せる速度は隣の人の行動能力の最大値に制限されます。さっさと動いてくれればええけど、私同様にドンくさい人やったらいっしょに焼け死んでしまいます。しかも、シートベルトで座席に縛り付けられててさらに抵抗力を奪われた状態です。逃げられない。アクションドラマの主人公が悪漢につかまって、椅子に縛り付けられた状態です。

 こうなるともう、非常時に自らの努力で自分の面倒みることはそもそも諦めて、飛行機の安全性をひたすら信じて、まるっと命を預けてしまうしかありません。なんのことはない。現代人はみんなそうしているんであって、それができない人は飛行機に乗らないわけです。

 ゴルゴ13は自らの安全確保に異常なほど気を使います。背後に人が立った瞬間本能的に攻撃するし、ホテルでは必ず非常階段に一番近い部屋に泊まります。にもかかわらず飛行機には平気で乗ります。これはおかしい。彼くらいのレベルになると上空1万mで爆発炎上しても自分だけは生還する自信があるんやろか。

 などとつらつら考えてるうちに無事に着陸しました。今日も安全運行お疲れ様でした。

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katsuhiko

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奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

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