今日はいいお天気となりました。恒例、職場の年末ゴルフコンペ、いつもは年末休暇期間中の平日なのに、今年はなぜかまだ仕事納めも済まないうちのしかも日曜日の今日実施され、さきほど帰ってきたようなわけで今時分のブログ更新となりました。
先週、困った隣国のことがひさびさに話題になりました。
以前、詳しく書いた産経新聞の前ソウル支局長のいいがかり訴訟の件で、韓国の裁判所が判決出しました。無罪。
あちこちで言われてるように、大統領がひとこと検察に「カッコ悪いから、もうやめなさい」と言えば最初からこの裁判を起こす必要もなかったのに、自分が気に入らないから起訴するなど、とても民主国家とは言えない様を世界に晒して結局大恥をかいてしまいました。
起訴自体がまったく無茶苦茶な話やったので、韓国の裁判所は「朴槿恵大統領に対する名誉毀損にはならない」と、いまさらながらの常識的な見解を示し、少なくとも司法の独立の体裁を保ったという意味では評価に値します。しかし。
なんと裁判所は、判決に際して「政府から日韓関係に配慮せよと申し入れがあった」などとわざわざ発表してしまった。これにはびっくりぽんです。
行政が司法判断に影響を与えたわけです。しかも司法はその意を汲んだ判決を出した。わがくにをはじめとする三権分立の民主国家ではおよそ考えられないことです。何度も言いますが中国では共産党のメンツが法律より優先するように、半島では反日感情が法律に優先します。司法がどんな判断を示そうが日本と日本人を貶める効果があれば、それはすなわち正義とみなされます。従って今回、裁判所は当然有罪の判断をする必要があったところ、政策的意図でもって無罪とせざるをえなかった。そこで裁判所は、国民の反日感情による自らへの攻撃を恐れて「今回無罪判決出すけど、それは政府に言われたからしゃぁないんであって、裁判所に文句は言わないでね」ということを国民に訴えたわけです。何という、何っという情けない在りようか。近代民主国家の体をなしていません。以前、世界に大恥晒すよとは書きましたが、予想を上回る演出効果です。全くもって驚かされる国です。
検察が控訴するかどうかで、朴大統領の反省の度合がわかります。少しは大人の対応ができるようになってほしいもんです。
ところで、わが国の新聞各紙、世界中のメディアと同様に今回の判決を好意的に受け止めており、韓国の政府、検察の一連の対応が愚かであったことを一斉に論評しています。しかしやっぱり朝日新聞だけはやってくれました。社説では、
「もともと公訴を提起すべきでない問題を、自ら政治問題化してしまった責任を、韓国政府は反省しなくてはならない。」
ここまではいいとして、
「近年の日韓関係は、政治の関係悪化により、市民交流にも暗い影が落ちている。無用ないさかいを生んで外交問題にする振る舞いは、日韓両政府とも慎むべきである。」
ここまではいいとして、
「近年の日韓関係は、政治の関係悪化により、市民交流にも暗い影が落ちている。無用ないさかいを生んで外交問題にする振る舞いは、日韓両政府とも慎むべきである。」
まるで日本政府も無用ないさかいを生んで外交問題にしてきたような論調です。おそらくは靖国参拝のことをいいたいのでしょうが、それはここであげつらうべきことではないでしょう。さらに、
「一方、判決は記事が取り上げた「うわさ」について、虚偽であることを前支局長は認識していたと認定した。産経側も裁判の途中からそれに異を唱えなかった。報道機関としての責任をまっとうしたとは言えまい。」
これには大笑いです。朝日よ、それをおまえが言うか。忌まわしき吉田虚偽証言でもって慰安婦問題の大キャンペーンを展開し日韓関係を史上最悪の状態に至らしめ、誤りを認めつつもいまだ謝罪はせず、国際社会において貶められた日本と日本人の地位とプライドについて回復の努力を何ら行わずにいる朝日新聞が「報道機関としての責任を」を言うとは。びっくりぽんぽん。
繰り返しますが私は、護憲、リベラルを旨とする朝日新聞のシンパであり、朝日以外の新聞をとったことはありません。であるからこそ間違いは間違いとして潔く認めて謝罪し、責任ある報道機関としてなすべきことを全うしてほしいのです。頼んますよ、ほんとに。
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