秋晴れの朝です。窓を開けてると金木犀の香りが漂ってきます。この爽やかな空気に誘われて、ブログ書き終わったら散歩にでも出かけようかと思ってます。外出自粛が言われてた頃から考えると変わったもんです。
昨今コロナに関しては、ワクチン接種が進み重症化のリスクが低下したことで、完全終息ではなく「なんとなく終わり」感が世に満ちてきました。今後は感染者の全数把握も見直すなど、季節性インフルと同じ扱いになることで、いわゆるwithコロナ時代に移行し、街を行く人のほぼ全てがマスクをしているものの、世界はコロナ以前の日常に戻っていくのでしょうか。
さて、先週のこと、所用あって梅田ヨドバシのゲームソフトフロアをぶらぶらしていたところ、山積みのルービック・キューブが目につきました。をを!実に懐かしい。日本で発売され大ブームとなったのは確か私が大学生の頃かと記憶しています。
新しもの好きの私でしたが、登場当時は入手しませんでした。きっとほかにもっと楽しいことがあったのでしょう。初めて挑戦したのはずっと後年の結婚後でブームも忘れ去られた頃、奥さんのおもちゃ箱から出てきたときです。
そのときは、添付のカンニングペーパーを見ながら練習し、スピードは話にならないものの、なんとか完成する技能を自家薬籠中のものとしたのでした。
以来数十年ぶりの邂逅。以前に使ってたキューブも探せば出てくるはずですが、これが衝動買いというやつでしょう。ヨドバシで買って帰りました。
さて、昔打った篠塚ならぬ昔取った杵柄というやつで簡単にできると高を括っていたところ、これがダメでした。30数年のブランクはいかんともしがたく、いくらひねくり回しても思い出せない。仕方がないので付属の説明書の解法を読んでみたところ、ん?
これは、違う。こんなやり方ではなかった。解説の内容にまったく覚えが無い。いったい何が起こっているのか。
こういうときはgoogle先生に聞いてみようとあちこち検索して回ったところ、なんと。ルービック・キューブの解法はひとつではないということを初めて知ったのでした。30年を経ての衝撃でした。
そして、かつての方法を解説したネットの画面をかたわらに悪戦苦闘していたところ、突然のアクシデントが起こりました。なんといきなりキューブが分解してしまったのです。それはまさに手の中で爆発するように突然砕け散ったのでした。
あとで分かったのですが、ひねくり回しているうちに内部に唯一あるネジが緩んだことが原因でした。バラバラになったキューブを前にして一時茫然自失となったものの、なんとか組み立て直すことに成功しました。立派なもんです。復元にもネットの解説やyoutubeを参考にしたわけですが、汚れ落としやメンテナンスのためにわざとバラすこともあるそうで、なるほどバラせるからにはもとに戻せるという道理でありました。
キューブはスピードを競う大会もあるとかで、その道を究めたプレーヤーは、よーいどん1分足らずで揃えてしまうらしい。凄い。いうまでもなく私にはとても無理であって、これからも時折、それはボケ防止のために使っていくことといたします。