オウンゴール炸裂

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 石原慎太郎氏の訃報が伝わりました。

 最近見かけないなと思ってたら、すでに御年89歳やったとか。この人だけはいつまでも元気でいると思ってたけど、どんな人でもやはり寿命には勝てませんね。

 作家としてのデビュー作「太陽の季節」昔読んだことは覚えてて、今回、部屋を探しましたが見当たりません。多分以前に文庫本を大量処分した際に消えていったのでしょう。内容はうろ覚えですが、何とも古臭くて「これで芥川賞か。そんな時代やったんやなあ」と思ったことを覚えてます。作家活動を続ける傍ら、知名度を活かした政治家としての活躍は華やかでした。taiyonokisetsu.jpg

 まあ、にぎやかな人生を送られた人でしたね。超タカ派で歯に衣着せぬ弁舌はいろんな方向から壮絶な批判にさらされ続けましたが、怯むことなく信念を貫いたという印象です。都知事に転身してからは、新銀行東京、首都大学東京、築地市場の移転、さらには尖閣諸島購入など失敗も多々ありましたが、何もしない、できない政治家が多い中でその意思の強さと行動力は多くの共感を呼び、支持が広がりました。

 国会議員時代に自民党総裁選挙で敗れた時は、ある意味日本という国の分岐点であったと思います。石原氏がもっといろんな意味で政治力に長けてて、党内で支持を得て派閥を育て、結果的に総理総裁となっていたら日本は今どうなっていたか。憲法は。国防は。興味がつきないところです。自民党内のリベラル寄り勢力が一定の力を持っていることで各方面に折り合いをつけているのが日本の現状です。中国が台頭を続ける国際社会の中にあって相対的国力の衰退著しいわが国が、今のあいまいな姿勢をいつまで保てるか、石原氏の逝去に際して改めて懸念が募っていきます。個人的には、概して氏の政治姿勢に与することはできませんでしたが、惜しい政治家を亡くしたと思います。謹んでお悔やみを申し上げます。

 ところで、氏の逝去に際して各方面からコメントが発せられる中、共産党の志位委員長は「心からのお悔やみを申し上げたい。私たちと立場の違いはもちろんあったわけだが、今日言うのは控えたい」と述べました。究極の政敵の逝去に際してこのコメント、実に礼節をわきまえた大人の対応です。それに対して、法政大学の山口二郎なる男が「石原慎太郎の訃報を聞angry.pngいて、改めて、彼が女性や外国人など多くの人々を侮辱し、傷つけたことを腹立たしく思う。日本で公然とヘイトスピーチをまき散らしてよいと差別主義者たちを安心させたところに、彼の大罪がある。」と発信し、壮絶な非難に晒されています。当然です。私もこれには愕然としました。

 頭のネジが一本外れています。いかに考え方、主張の違いがあったとしても、人の逝去を悼む気持ちを一言も発せずに、今、悪しざまに非難するのかということです。生前、怖くて言えなかったことをこのタイミングならと嬉々として発信する。もの言えない死者に対して鞭打つ愚行は右左関係なくおよそあり得ません。人としてわきまえるべき最低限の常識が欠如しています。こんな人間が法政大学では先生と呼ばれているらしい。心底恐ろしいと思います。

 この男、立憲民主党のブレインなんやそうです。メディア各紙は「立憲民主党はこんな人物をブレインとして仰いでいる」と伝える必要があります。先日の菅直人元総理大臣の「維新はヒットラー」発言といい、これらの所業が立民の支持率をどんどん落としていくことは明らかです。たださえネットメディアに1,500万円の資金提供をしていた問題で追及されている最中でもあるのに、いつもながらオウンゴールで勝手にコケる立憲民主党、今年は参院選挙があります。立民の支持者もバカではありません。与党と維新の会の候補者は「立憲民主党のブレインはあの山口、特別顧問はあの菅直人」と連呼するだけで簡単に勝利できるのではないでしょうか。立民、とうとう終わりが始まりました。

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