再編希望

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 この週末は予定が続き、つらつら考えてみるにお家でゆっくりする時間がなさそうなんで、金曜日のこんな時間にブログを更新しています。およそ計画的行動が苦手なわたしにしてなかなか大したもんです。先週に続いて、選挙結果とその後の政局で思うことを少し。

 いろんなメディアが選挙結果を総括していますが、一様に論じていることはやはり「野党が勝手にこけた」という主旨のことです。確かにそうです。目先の選挙結果にだけこだわり、主義主張・政策をなおざりにして野党共闘に走った結果、「野党共倒」したという分析が正鵠を射ています。

 選挙戦で「自由民主主義の国と共産主義の国、どちらを選ぶのか」と訴えられたらひとたまりもありません。自公政権は思わぬ追い風を得た形となり、結果として立民は大きく議席を減らすこととなりました。

jimin.jpg 朝日新聞の世論調査では「自民が過半数とれてよかった」と答えた人が47%「よくなかった」の34%を大きく上回ってます。左方向のバイアスがかかる朝日の世論調査でこの数字が報じられたことは反政府系メディアの筆頭が完全に白旗を上げたに等しく、各方面衝撃が走っています。今回の選挙でいかに野党が国民からそっぽむかれたかを如実に示すものです。最近の国政選挙はずっとそうなんですが、自公与党の勝利は政権を国民が信任したからではなく、「ほかにないから」「選ぶとしたら他よりまだましだから」で勝ったに過ぎません。つまりは野党があまりにだらしない、情けないのです。

 米国のように2大政党制がしっかりと根付けば、政治家たちは、ひとたび失敗すれば即座に政権が入れ替わるという緊張感をもってしっかりと国民の負託に応える政治を目指すようになります。実際、歴代大統領は共和党と民主党コロコロ変わってます。ところが日本では戦後ずっと圧倒的強者の与党自民党とふがいない烏合の野党という図式でもって国の安定を保ってきました。自民の長期政権は政治の腐敗、金権構造という副産物を伴ってはきましたが、国民は、左翼勢力に国を任せるくらいなら多少の不正には目をつぶる、という選択を続けてきたのです。

 それがいよいよ「自民党アカン」となって、国民の大いなる期待を背負って登場したのが、あの「悪夢の民主党政権」でした。結果は惨憺たる有様となり、米国並みの2大政党制は夢と消え去り、「やっぱり日本には自民党しかないのか」← 今、ここです。

 普通に考えて、あの民主党の残党が今になって再び「政権交代を」なんて言っても、国民にしてみたら「政権交代大いに結構。ただし民主の残党はお断り」というのが、至極もっとも素直な気持ちでしょう。

 その立憲民主党は枝野さんが代表を辞任し、つぎの親分を決める選挙が始まったそうです。しかし気の毒なことに候補者と取りざたされてるのは聞いたことがない人ばっかしで、国民の関心はまったくといっていいほどありません。

 共産党と協力して選挙に勝とうなんて考えている政党に未来は全くありません。どうすればいいか。立民の中でも今回の立憲共産党の取り組みは賛否あったと聞きます。日本の政権が米国なみの成熟した民主主義を目指すためには、立憲の中の左派勢力を掃討し自民党内のリベラル層と連携し、さらに今回一躍舞台中央に躍り出てきた日本維新の会を取り込んだ政界再編しかないように思います。本気で日本を変えたいと思うなら少しは考えてほしいなあ。

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katsuhiko

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