オリンピック・ロス

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 先ほど、大阪を台風の風雨が通り過ぎていきました。明日以降はふたたび真夏の炎天が戻ってくることでしょう。どこにも出かけない夏休みが続いていきます。

 東京オリンピックが終わりました。終わってしまいました。情熱と感動に満ちた17日間の非日常世界が台風一過のごとく過ぎ去っていきました。淋しい。わくわくがスッと無くなりました。オリンピック・ロスというやつです。0038852694.jpg

 目立ったトラブルもなく無事に終わったといえます。異常事態のもと、よくやりきったと思います。海外のメディアは「もしパンデミックが無かったら、歴史上もっともコントロールされた素晴らしい大会になっただろう」と総括しています。まったく同感です。日本と日本人にはそのチカラがあることは疑いようがありません。しかし現実は厳しく、過去人類が経験したことがない困難な大会となりました。返す返すも残念です。

 今回はマスコミの対応が特に取沙汰された五輪となりました。主要紙のうち読売、産経は今回の五輪について、さまざまな課題を残した点については当然その検証が必要としつつも、それよりも「選手たちがよく頑張った」ことを讃えてます。日経新聞は「非常時の開催に携わったスタッフらに敬意を表したい」と素直に成果を評価しています。一方、朝日をはじめとする反政府系新聞は、開催前と同様に「五輪は失敗した」という論調で紙面を埋めています。朝日は、競技日程が進むにつれて思いのほか日本代表の成果が際立ちメダルの数も伸びていくことで、事実を否定的に伝えるといよいよ国民から袋叩きに会うと危機感を募らせ、まさに手の平を返したように「日本、すごい!」と選手の活躍を嬉しそうに大きく伝えるようになってきました。しかし、終わったとたんに「やるべきではなかった」と再び手のひらを返し始めました。

 ひどい話です。

0038852669.jpg 困難な中にあっても、そもそも五輪を開催したからこそ、ここまでの感動と興奮を分かち合えたのです。朝日は恥知らずにもその事実をすっ飛ばし、とにかくオリンピック憎しの姿勢を貫いています。多くの国民の神経を逆撫でする暴挙と言えます。メダリストたちは「賛否両論あるのは承知している。しかし、困難な中開催してくれたことに感謝したい」と話してます。朝日はこの言葉に対して「あなたのメダルなんて無い方がよかったのだ」と言っているわけです。

 今回の五輪では、召致に関わるスキャンダルがありました。新国立競技場の設計変更もありました。関係経費はどんどん膨らみました。不適切な暴言や過去の言動がバレて関係者が次々と辞任交替となりました。ロゴマークも盗作のゴタゴタでやり直しになりました。韓国からの執拗な妨害、嫌がらせは相変わらず。朝日を始めとする国内の反日本勢力のネガティブキャンペーンが続きました。そして極めつけとしてコロナ禍により1年延期され、開催そのものをも危ぶむ未曾有の事態となりました。

 しかし、それらネガティブなことどもをも、今となってはアスリートたちの頑張りがすべて吹き飛ばしてくれました。将来、「あの五輪は苦労した」という思いは残るものの、過去最多のメダルラッシュに国中が湧き立ち、勝者・敗者関係なくスポーツの素晴らしさ、目標に向けて打ち込む人の強さ美しさを体現するアスリートの姿、筋書きのない様々なドラマに感動した多くの国民が、災害とコロナの閉塞感の中にあって大きな勇気をもらった、という総括が人々のこころには刻まれることでしょう。

 続いてパラリンピックが開催されます。感染者数の増加で、反五輪のやからたちは勢いを増して中止を叫ぶことでしょう。しかし、日本と日本国民はそれら邪悪な策動には怯むことなく、人間の限界を極めるとともに、人類の多様性を認め誰もが個性と持てる能力を発揮できる共生社会実現という高尚な目標に向けて敢然と突き進んでいくのです。

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katsuhiko

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