侵入記者

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 先日のエントリーで書いた選択的夫婦別姓の最高裁判決が出たので、そのこと書こうと思っていたところ、先週もっとおもろい話があったので今日はそっちにします。別姓は次回まわし。

 国立の旭川医科大学の学長がパワハラや独断専横の大学運営を続けていることが社会的に非難されてて、一連の問題でそいつを解任するかどうかを協議する学長選考会議が行われていたところ、北海道新聞の女性記者が大学に侵入して逮捕されました。会議室の前で勝手に録音していたとか。大学職員が取り押さえた、建造物侵入容疑現行犯の私人逮捕です。ただちに警察に引き渡されました。新聞記者ならぬ侵入記者です。

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 これに対して、朝日新聞のある記者が抗議の声を上げ、「取材として立ち入ったのだから犯意がないのは明白なはず。」「こんな逮捕を許してたら、『夜回りもストーカー規制法違反だ』とか言われかねない」などと発信し、ネット上では猛烈な非難を受けています。当然です。朝日新聞社の建物は「取材だ。犯意はない」と言えば誰でも勝手に出入りできて、会議を自由に録音できるのでしょうか。

 新聞記者は特権階級で「報道の自由」「知る権利」を掲げれば、治外法権に置かれると本気で信じているらしい。権力の腐敗などの巨悪を糾弾する先兵であるべき新聞が、自ら犯罪を犯すのみならず、適正な逮捕に対して抗議するなど、気は確かかと言いたい。

 また別の朝日記者は「犯罪行為というが被害者は誰なのか」などと斜め上の主張を平気で発信しています。被害を訴える人がいなければ何をしてもいいのでしょうか。よく言われるように覚醒剤や売春など、被害者がいなくても刑法犯罪は立派に成立します。ましてや今回、社会的に注目を集めている重要な案件を審議している現場に、部外者が無断で立ち入ったことで、大学の施設管理権が明確に侵害されています。大学という立派な被害者が存在します。これで「被害者はいない」と強弁するなら、夜中、他人の家に誰かが侵入しても、何も盗らなければ被害者はいないということになってしまいます。順法精神の欠如もここに極まれりで、おそらく、こんな連中の発想、思考が、反政府、反社会、反国民の極左暴力集団へと成長していくのでしょう。doushin.jpg

 犯罪者が法令に従って逮捕、拘束されるのは当然のことで、それを前提に法治国家は成り立っています。逮捕後にその行為に対する評価として、微罪処分、起訴猶予、起訴からの執行猶予、実刑と適正な処遇を行えばいいわけです。今回の事案は、管理権限者が立ち入りを禁止しているにも関わらず、禁止されていることを知りながらこれをあえて無視し、犯意を確信しながら違法な行動を遂行したもので、極めて悪質な行為と言えます。逮捕は当然です。起訴して厳罰に処するべきです。

 犯人の記者はおそらく「旭川医科大事件でスクープ!」「本紙だけが知り得た秘密会議の詳細!」なんて見出しを夢見ていたのでしょう。そこには報道の自由なんて免罪符は通用しません。それは「国民の知る権利」と自社の「売る権利」をはき違えた、哀れな三流メディアの愚行に過ぎません。

 こんなことは絶対に許してはいけません。例によって、犯人の記者を擁護する反社会勢力の声のみが大きく伝わっているのは憂慮すべきです。サイレントマジョリティー、声なき正しい大多数者の声にこそ、多くの反日メディアは耳を傾けるべきなのです。

 事件起こってだいぶ経ちますが、北海道新聞はいまだ社としての見解を読者に発表していません。きちんとごめんなさいできるか、それとも朝日の尻馬に乗って国民を敵にまわすのか、さて。

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