あけましておめでとうございます。
さあ、令和2年のスタート。今年はなんといっても東京オリンピックイヤーです。1964年、前回の東京五輪が高度経済成長の象徴となったように、今回の大会もぜひとも日本再浮上のきっかけとなることを願ってやみません。かつて世界中を席巻したライジング・サン日本よふたたびの思いが募ります。
ところが、出鼻をくじくように今年はカルロス・ゴーンのトンズラ劇から始まってしまいました。まったく、入管も検察もいったい何をやっているのか。スパイ天国といわれて久しい日本ですが、これではさらに世界中からなめられてしまいます。しっかりと落とし前つけてほしいもんです。
そんな中、お正月恒例全国高校ラグビー大会の熱戦が花園ラグビー場で続いています。わたしも年末から欠かさず観戦に出かけています。こちらはゴーンの恥知らずでうす汚い振る舞いとは対極をなす、実に爽やかな青春賛歌でもって一戦一戦感動のドラマが生まれています。大阪勢3校のうち2校が姿を消しましたが、常翔学園いよいよ明日は準決勝、ここまできたからには頂点を極めてほしいものです。
準決勝対戦相手は、ふるさと奈良県代表の御所実業高校。強豪です。かつてラグビーの奈良県代表といえば天理高校の独壇場でした。6回も全国制覇しています。かのユーミンの名曲"ノーサイド"は1984年、花園での天理高校対大分舞鶴高校の決勝戦をモチーフにして誕生したことは有名な話です。試合終了直前に大分舞鶴がトライを決め2点差にしたものの、コンバージョンキックがはずれて同点両校優勝を逃しました。伝説の名勝負として今に語りつがれてます。その天理高校を凌駕し、近年は御所実業高校が名監督の指導により頭角を現し全国的な強豪に成長したのです。
この「ノーサイド」の精神は昨年のラグビーワールドカップで日本に大きく浸透したのではないかと思います。ラグビーの競技場では野球やサッカーのようにサポーター応援席の区分がありません。どちらのチームの選手に対しても等しく健闘を称え、試合終了時には一つになるという、他の競技にはないラグビーならではの至高のスポーツマンシップです。高校ラグビーも学校の課外活動であるからには教育の一環なんやから、この際ノーサイド精神をリスペクトし、いっそ応援団も入り乱れて観戦したらどうでしょ。ムリか。
熱戦が期待されますが、わたしは新春互例会に参加するため明日日曜日から仕事はじめとなり、残念ながら観戦できません。きっと試合が行われている間は気が気でなく、仕事はうわの空となることでしょう。
そんなこんな、ばたばたと始まった今年ではありますが、皆様、どうか今年もよろしくお願いをいたします。
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