今年もあと10日を切りました。次々とおとずれる各種忘年会を粛々とこなし、年の瀬に向かって時は淡々と過ぎ去っていきます。3連休、昨日は年賀状を刷り上げて今年もいよいよラストスパートです。
さて、そんな慌ただしい師走の風景の中、世間では沖縄の基地移転問題が喧しい。辺野古の埋め立てが始まったのです。左派系メディアはここぞとばかりにヒステリックな雄叫びを続けてます。また、著名人や一部タレントたち、いろんな方面から「反対」の声が伝わります。辺野古問題については県知事選挙前にも書いてましたけど、実際に工事始まってみるとどうもこの騒ぎしっくりこなくて違和感があります。なぜかなと考えるとき、これは多分いろんな立場からいろんな情報が発信されている割に、われわれ国民に問題の判断基準とすべき事実が正しく伝わっていないからです。
・普天間基地は本当に移転したほうがいいのか。
・基地作るのに3兆円以上かかるってマジですか。それ日本の税金ですか。アメリカ軍の基地でしょ。
・辺野古以外に移転先無いのか。なんでまた沖縄でないとあかんの。
・陸地に作った方が安くつくのに、なんでわざわざ海を埋め立てるのよ。
・沖縄ではほかにもいっぱい埋め立てやってるのになんで辺野古だけそんなに騒ぐのさ。
・海底の地盤がマヨネーズみたいに軟弱で、埋め立て地に適さないって話は本当なのか。
・そいや民主党政権のとき鳩山のバカが「最低でも県外」って約束したけど、あの話どうなったんや。政権が変わると「あれはウソでした」で済むのなら、まるで韓国とおんなじやんか......
知事選挙で辺野古移転賛成の候補、負けてしもたけども半分近く得票してます。ということは賛成する人も半分近くいるのにその地元の声がまったく聞こえてこない。これが一番ケッタイなのです。マスコミはしっかり仕事してよと思います。
ところで「ヘノコ」って、日本の古い言葉で男性器を意味します。テレビ、ラジオで連日叫ばれてますけど、世が世なら放送自粛用語やったわけです。桂枝雀さんの「延陽伯」または「たらちね」というネタで「男(おのこ)」を「ヘノコ」と掛けてボケるくだりがあったので「ヘノコってなにさ」と思い調べたことがあったのです。時を経て米軍基地の移転なんていう、落語とは数光年も離れたところで思い出すなんて、これはこれでなかなかに面白い。
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