まだ7月やというのに連日の猛暑が続いています。
気温38℃とか39℃なんてひと昔前なら考えられない異常事態です。もうね、どこの国の話かと。桂 枝雀さん生前、夏の暑い時期の高座で「37℃超えたら体温より暑いんやから、理屈上お互いが抱き合っている方が涼しいということになる」とマクラに振ってたのを思い出します。雪山で遭難した際に凍死を避けるため抱き合って暖をとる話はよく聞きますが、今回の猛暑対策として熱中症を避けるため炎天下で抱き合っている人たちがそこそこで出現するわけです。この場合、抱き合うことによる心理的な相乗効果で逆に体温が上がってしまうことに注意が必要です。国民の安全のため政府はこの点をもっと広報するべきでしょう。
冗談さておき、本当に暑い。間違いなく異常気象です。ニュースで酷暑自体が災害と認定されるべきと言うてましたが、同感です。熱中症で全国的に死者が続出しているわけですから、これはもう大規模災害ですわ。
特にお年寄りや子供たちのケアは細心の注意が必要で、学校でも運動場での授業やクラブ活動などはしばらくお預けになってます。んじゃプールはいいのかというとそうでもなくて、やっぱり熱中症で児童が倒れたりしてる。日陰がないんで、水に浸かってるからといって安心できないんやとか。水温30℃というから、ぬるめのお風呂みたいなもんです。そいやここ数日、職場の手洗いで水道の蛇口に手をかざすとお湯が出てきます。このエネルギーを有効活用する方法はないもんでしょうか。
前倒しで夏休みに突入した学校もあるとか。学校の危機管理責任を家庭に転嫁するわけですが、炎天下の通学の危険など考えるとまあ、やむなしか。
一昨日帰宅途中、公園の樹々のそばで、麦わら帽子にランニングシャツというレガシーなセミ採りスタイルの男の子を見かけました。「♪もう消えたぁ」と歌ったのは吉田拓郎ですが、なんのなんのまだ残ってるやんと思いました。こどもたち、夏休みが早く始まるとその分2学期の始業も早くなるんやろけど、暑い夏が早くきた分秋の訪れも早いことを期待しましょう。
今日は高校野球大阪地区大会の応援に出かけるのですが、いっちばん暑い午後の時間帯日陰のないスタンド、さて生きて帰れるでしょうか。
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