震度6弱

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 いやー、ビックリしました。FIFAワールドカップ日本の初戦の話ではなく、先週大阪を襲った地震ですよ。

 誰よりも早く出勤するわたしは、あの日も誰もいない広いオフィスの自分のデスクで椅子に座り、反り返って目線をやや斜め上に向けておりました。ぼんやりと部屋の天井の隅を眺めていたわけです。

jishinjouhou.jpg まっったく何の予兆も前触れもなく、突然ドドーンという轟音とともに視界に入ってるパソコンのディスプレイ、天井、掛時計、太い柱のすべてが上下に大きく揺れ始めました。即座に「うーわ、地震や」と気づくと同時にスマホがギャン泣きし出しました。緊急地震速報、遅いわい。例によって瞬時に固まって何もできません。その後横方向の揺れも加わり、激しい揺れは20秒も続いたでしょうか。とりあえず収まるのを待つだけです。「南海トラフ」が脳裏を過ります。だとしたら東日本を上回る日本の危機キタコレさてどうしよう、とか何とか考えてるうちに揺れは収まりました。

 人心地ついてまず自宅に電話し奥様の無事を確認しました。ここで応答がないと彼女は倒れてきた本棚か食器棚かの下敷きになっているわけで、仕事放り出して救出に向かわねばなりません。幸い無事が確認できたものの家の中はかなりの散乱状態らしい。ま、それは仕方なしと。

 さて情報収集。震源地や震度によってはその後の動き方も変わってきます。ネット、ラジオ駆使して分かったことは、どうやら南海トラフではなく活断層地震で、何と大阪の直下型ですと。そんな話これまで無かったやんか。阪神淡路といい東日本といい、攻撃は常に想定の裏を突いてきます。

 職場にはしばらく経つとスタッフの一人が現れて曰く「オシッコしてる最中に揺れ始めたんで途中で止まってしもた。余震が来ないうちに続きを出しに行ってきます」勝手にせいという話です。

 震度6弱といいますから、個人的には生まれて初めて遭遇した最大の震度です。阪神淡路のときでさえ、わりと震源離れていたから震度4でした。歳とってきましたんで地震は何度も経験してますが、こればっかしはとにかく慣れるもんではありません。揺れてる間は、他に類を見ない何とも不安な思いに苛まれます。なんせ突然始まるので心の準備ができない。はじまったら何もできずぢっと身を守るしかない。数ある自然災害の中でもおよそ予想・予防できないという点で、まさに最悪の事態といえます。

 南海トラフ巨大地震は今後30年以内に発生する確率が70%~80%、50年以内に90%といわれています。残念ながら今後必ず起こることが決まってます。それが明日なのか50年後かなのかは誰にも分からないけど、確実なことは、今日より明日、明日より明後日と、地震が起こる可能性はどんどん高くなっていくということです。いつ起こっても慌てないように備えておかなければなりません。死亡者予想30万人、経済損失200兆円といいますから、東日本大震災の10~20倍の規模です。そのとき日本はどうなるのでしょうか。あー、怖いなあ、もう。

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