今日は朝から雨模様ですが、1年のうちで今時分がいちばん気候がいい。昨日土曜日、休日出勤したところ、帰路バスは冷房が利いてたのに電車に乗り換えると暖房が利いててシートが温かかった。電車もバスも、今時分の気候やと窓を開け放して走流のがいいと思うんやけど、必ず何らかの空調を利かす決まりにでもなってんでしょうか。まったくエコではないですな。
さて、職場のあるスタッフのこと。彼は恐妻家で、結婚するに際して「家事いっさいは自分がやる」と宣言してゴールインしたそうです。結婚当初は共働きやし、いろんな事情もあるやろし、まあそんなことがあってもいいかなと思ってました。しかし、その後月日は流れ子どもができ奥さんはめでたく専業主婦となったにもかかわらず、彼は結婚当初の約束を忠実に履行し、いまでも洗濯、掃除などは彼の仕事なんやとか。何かおかしい気もしますが、本人が楽しそうなんでまあええかと。
そんな彼はバナナが大好きなのです。今日は残業、という日の夕方は職場の給湯室でひとり必ずバナナを食べてます。曰く、効率よくカロリーを補充できるので残業食にぴったりなんやとか。ほぼ毎日残業するのでほぼ毎日食べてます。年間500本以上食べるらしい。栄養偏るんやないかと心配してしまいます。
バナナ、好きか嫌いかと聞かれれば、まあ好きと答えるでしょう。買ってから数日経ってそろそろ黒い斑点が浮き出て柔らかくなったバナナがキッチンや食卓に置いてあれば、つい手が出てしまいます。確かに美味しい。けど、毎日食べたいとは思わない。
戦後バナナは輸入制限されてた時期があり、そのせいで貴重品やったとか。「病気になったときしか食べられない」今でいう高級マスクメロンみたいな存在やったらしい。しかし輸入が自由化された高度成長期以降、われわれの世代は幼い頃から暮らしの中に普通にバナナはありました。パーマン2号も美味しそうにバナナ食べてた。学校給食にもよく出てきて、まるっと1本のときもあれば、半分に切ってあるときも。今思えば栄養士さんによる小手先のテクニックやったのでしょう。
昔は「台湾バナナ」がブランドでしたが、今では90%がフィリピン産で、安定供給され価額にほとんど変動がない物価の優等生です。輸入されるくだものの、実に60%がバナナなんやとか。日本人はバナナ大好きなのです。
それにしても、毎日食べたいとは思わないけど。
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