久々に京都に出かけました。
摂南大学が京都国際ホテルとのコラボレーションで実施した、「京の大ひな祭り」というイベントです。
大学のPBL(Project-Based Learning 課題解決型学習)プログラムの一環として学生たちが主体となって企画・実施したプロジェクトのひとつで、全国からいらなくなった雛人形を集めて一堂に展示するという企画です。国際観光都市京都で、海外からの観光客に日本の伝統行事をアピールします。
電車などの広告やHPでの呼びかけに応じて、全国から送られてきた雛人形は総数2,000体以上。それがせ~ので飾られます。これほどたくさんのお雛様いっぺんに見たのはおそらく初めてです。壮観。
展示場の竹製の壁面や丸い飾りなども学生の手製です。企画や交渉などとともに地道な作業も時間がかかったやろうと思います。お見事。
雛人形はセットものなんで単体の人形にくらべて規模がデカイ。日本では昨今おうちも狭くなり女の子もいないってことになると飾ることもなくなり、いわば邪魔になってきた、しかし先祖代々受け継がれて想い出や家の歴史がつまってて簡単に処分できない。どうしよ~…ということになります。そこで、今回これだけ多くの人たちから送っていただけたのでしょう。イベント終了後はきちんと供養するのだそうです。安心ですよね。
しかし、おびただしい数の人形、どれもお顔、衣装とも大変キレイで新品かと見まごうほどです。傷があったり汚れたりしてるのは出してないのやろか?
人形は玩具の一種ではありますが、そもそも原型が人間そのものなのでちゃんと心をもってるような気がすること、また、純朴な子供が長~いあいだ持ち主になることで思い入れがとっても強い。そんなこんなで、人形には怨念や情念がこもる、とはよく言われます。代々受け継がれたものならなおのことココロが宿っているのではと思ってしまいます。髪が伸びたり、位置が昨夜と変わっていたりする人形の話もよく聞いたもんです。
そんな人形がここにはこれほどの大集合です。きっと一日終わって灯が落ちたあとは、皆さん降りてきて好きに動き回ったり楽しく宴会など始まったり…
願わくば、夜明けにはちゃんと昨日と同じ位置に帰っていてほしいもんです(^^;)
今日の京都はお天気良かったのですが、北風が強く寒い一日でした。帰りの駅のホームでは雪が舞ってました。
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