今日はどうもお天気がよろしくない。
で、出かけないことにして朝から部屋の片付けをしていたところ、こんなものが出てきました。
片付けちゅうに思い出の品に出くわして作業が中断するのはよくあることで、いわば想定内です。今日の片付けはこれまで。
さて、これは「藤村いろは歌留多」といいます。7・8年前、職場の気の置けない仲間と木曽路を旅したときに馬籠の「藤村記念館」にて落手しました。
衝撃の逸品です。
島崎藤村が言葉を書き、岡本一平(岡本太郎のお父さん)が絵を描いてます。内容がスゴイ。
普通、カルタの類はことわざやウンチクめいた内容ですが、このカルタ違います。なんというか … シュールなんですわ。
創られたのは昭和がはじまった頃ですが、素朴なフレーズが現在では哲学的な深みをもって迫ってきます。
すべてこんな感じです。最後の「すゐくわまるはだか」に至っては、いったいどう受け止めればよいのだらうか。
なんなんだああ。
藤村さんてフジムラさんじゃないよね、あのトウソンさんだよね?
思わず表紙を確認に逆スクロールしました。
太郎さんの爆発は血筋だったんだとわかりました。
藤村いろはかるた
興味がわいてきたので、ググりました
いつか生まれくる孫のため、わたしも藤村歌留多を描こうかな
http://homepage1.nifty.com/kybs/datastk/stiroha.html
すいかまるはだか
「西瓜のような頭の相撲取りはいつも丸裸」っていう意味?
小錦がきいたら怒るよね
あいうえだぁ さん
「すいか」食べられ方の潔さを擬人化したのか、とか
井戸水に浸かっている様から行水を連想したのか、
はたまた、身近に西瓜に似た人がいたのか。
いろいろ考えたけど、どれもちゃうっぽい。
確かなのは、
「ふつう、そんなんカルタとかにせんやろ」
ということ。
トウソンさんは、「俺のんやねんから、ほっといて」
とか言うてるかも。
そう。みんな好きに創ればよいのです。
いいのんが描けますように。