朝日を浴びる職場構内の貯水槽です。
最近、出勤時にそばを通ると、この貯水槽の傍らに大きなサギが 「ぢっ」 と佇んでいるところに何回か出くわしました。
職場は淀川のワンドのすぐそばなんで、窓から川を眺めているとたまにサギを見かけますが、こんなに近く、というより市街地の中まで飛んできているのを見たのは初めてです。そばで見ると大きな鳥です。近寄るとすぐに逃げだして、道路向かいの家の屋根まで飛んでいってしまいました。
サギの目当ては、貯水槽に放してあるキンギョたちです。
気がつかなかったのですが、ある同僚曰く、なんだか最近金魚の数が減ってるみたいとのこと。
あわれサギの朝ご飯とになっていたのです。
外敵なし。職員の昼食時にはエサのご飯粒も分けてもらえる。たまに水も代えてくれる。快適・平和に暮らしていた金魚たちに、捕食者の襲来という思わぬ厄災がふりかかってきたわけです。
ある日突然降り注ぎはじめた放射性物質のせいで、平和な生活が根底から破壊されてしまう。
3.11被災者の方々を金魚に喩えるのは失礼ですが、いきなりの災害に直面することがあるのは人とて同じ。
しかし、無力な金魚たちとは違い、人間には困難に立ちむかう叡智と勇気とがあります。息の長い復興支援と絶対的な再発の防止に全力で取り組みましょう。
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