仕事の関係で、グランフロント大阪のナレッジキャピタルの見学会に行ってきました。
実はグランフロントオープンからしばらく経ったゴールデンウィーク中にも出かけたところ、大変な人出に恐れをなして早々に引き上げてきたということがありました。今回はゆっくりと見学できました。
といっても、普段お出かけする商業フロアではなく、大学がサテライトとして運営するオフィスエリアやったのですが。
それでも平日の昼間、ゆっくりとあちこち見学できてラッキーでした。
新しくてキレイです。しかしサテライトとして特に斬新な設備などはなく、売りはとにかく駅に近いことですね。それも難波、京橋、天王寺ではなく大阪の玄関、梅田に直結ということがなによりの強みでしょう。
それはそれで結構なことですが、このナレッジキャピタルという施設、早くから様子が分かっているわれわれやと「こんなとこや」とイメージできますが、何のことか全く知らない、例えば東京の人に「それ、いったい何?」と聞かれてうまく説明できない。ウェブで探しても「こんな施設が入っているところです」という説明はあるけど、ひとことで説明した定義が見当たらない。
しいていえば「文化的色彩を兼ねた複合商業施設」とでも言えばいいのでしょうか。
企業や大学のショールームや劇場、カフェや専門店などが並んでます。これまでになかった概念のエリアを目指しているということで、既存の言葉で片付けてほしくないのかも知れませんね。
運営母体は、不動産会社やゼネコンなんかが出資した複合組織みたいで、案内してくれた人は「おおやけの関与がなくて、これだけの事業はあまり例がない」という意味のことを言うてはりました。
開業記念イベントとして1階のイベントラボというところで「THE 世界一 展」なるものが開催されてました。「日本が世界に誇る知の数々(技術・製品・プロジェクトなど)を、全国各地から集めて展示」する展示会です。昭和の高度成長に思いを馳せ、これまで日本が世界に誇ってきた商品や技術の数々は、なるほど懐かしさとともに先人の遺業を感じることはできました。しかし、何だか企業のショールームという印象が強すぎます。われわれは店子のヨシミでご招待いただきましたが、ホントは入場料1,300円だとか。悪いけどこれだけの展示でこの金額、大阪の人はまず納得しないと思います。
開業記念のイベントでこれでは、先行きの運営はなかなかシンドイと思いますよ。大阪をなめてはいけません。
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