2020年4月アーカイブ

コロナとスイッチ

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 そういえば何年か前にSARSとかいう新しい伝染性の肺疾患がアジアのどっかで流行したけどわが国には大した影響もなく終息したことがありました。今回のコロナ禍とはいったいどこが違ったんやろと不思議に思います。

 やっぱり、巷間ささやかれてるように、中国が開発した細菌兵器の漏出というのがホントのところではと思ってしまいます。もしそうだとしたら、世界中とんでもない迷惑をこうむったもんです。いったいどうしてくれるんやという話です。

 確実に、今年の世界の重大(十大)ニュースになるなあとか思ってたら、とんでもない。世界史の教科書に記される規模の大事件になってきました。過去にもパンデミックはあったでしょうけど、複雑に発達した「Society5.0」の現代社会において発生したそれは、影響力もすさまじいものがあります。とくに経済面の打撃は過去の伝染病の比ではありません。逆に言えば、現代社会の脆弱性を露呈したともいえます。いったい、いつになったら終息するのでしょうか。そしてその後、リーマンを遥かに上回る経済の落ち込みを回復するのに、いったいどれくらいの年月を要するのでしょうか。20200425_234046217_iOS.jpg

 さて、そんな非日常的日々にあって、これもウイルスの影響か!? わが家のトイレの照明のスイッチが壊れました。テレワークが続いて使用頻度が増えたからというわけでもないでしょうけど、スイッチ切っても切れた状態で静止せずONの状態に戻ってしまう。つまり、つけっぱなしになってしまいます。トイレ入るたびに照明のタマを着けて外してなんてことはどう考えても不便やし、24時間つけっぱでも大した電気代ではないとはいえ、SDGsの現代社会においてこれはやはり地球に優しくないということで、当然、修理します。

 ホームセンターに行けばスイッチやコンセントはいろんな種類のんがたくさん売られてますが、かといって新品を買ってきて自分でちょちょいと交換するというわけにはいかない。電気工事関係の資格がいるのです。純粋文系人間のわたしがそんなもの持ってるはずがない。

 マンション出入りの大阪ガスの営業所に頼んだところ「コロナのせいで部品がいつ入るか分からん」と言ってたわりには2日目には来てくれて、ちょちょいとやってくれました。

 「ブレーカー落としてからでなくてもええの?」
 「慎重にやれば大丈夫なんです。」 

 横で見てたら、線を抜いて挿してと、やはり知識と経験がないとできそうもない。もし私がやったら、たちまち感電するかショートさせて家じゅうの家電をおシャカにしていたことでしょう。餅は餅屋、経費をケチらず法令を遵守し専門家に任せて正解です。

 科学の成果である電気設備はヒトが造ったもので、ヒトが100%完全に制御できます。しかし神が創った人間をはじめとする生命体の制御は、叡智を極めた人類であっても如何ともしがたいことを今、世界中が経験しています。神様は今回、果たしてどのあたりで愚かな人間どもを許してくれるでしょうか。

 コロナ禍で多くの国民が収入が途絶え苦しんでいる中、国会議員にやっとのことで歳費返納の動きが出てきたかと思ったら、その額たるやなんとたったの2割ぽっちで、どういうことや!と叫ぶ人がいたり、いや、やらないよりはましでよくやったという人がいたり、緊急事態宣言の2日後に立憲民主党の代議士が歌舞伎町の性風俗店に繰り出してたのがバレて大ヒンシュクをかったあげく党をクビになったりと、政治家の迷走続く緊急事態下の日本ですが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

 国会議員の給与を減らしてみても、減らした分で日本中で苦しむ人たちを救済するためにはとても足りません。そういう本質的な施策は安倍さんが考えればいいんであって、ここにきてわたしも提案した一人当たり10万円の一律支給の方向に進みそうです。やはりわたしがひとこと言うだけで、一国の総理大臣もすぐに動くわけです。

 議員歳費の返納は、雀の涙ではあるけれども国会議員たちも国民と苦労を分かち合うというパフォーマンスであって、これはこれで意味があります。

 そも、日本の国会議員は給与が高すぎるのです。

 税金の節約のために議員の数を減らすべきという議論がよく出てきます。衆議院465人、参議院248人、計713人もいらんのとちゃうの?ということです。確かに議員センセイ700人以上というと、一見ちょっと多いかなと思います。

kanekokkai.jpg しかし、間接民主主義の国家運営において民意の反映のために代表者が何人いればいいのか。人口100人にひとり?1,000人にひとり?正解は誰にも分かりません。ちなみに日本は今約177,600人にひとり、人口100万人あたり5.63人です。これが多いか少ないか。

 比較対象として世界の主な国々見てみると、100万人あたりの国会議員数、アメリカ1.69、中国2.18。ここらは日本より少ない。ところが、ドイツ8.68、スペイン13.21、フランス14.01、イタリア 15.89...日本よりはるかに多い。つまり、世界の国々との比較では日本の国会議員数は多いとは言えないのです。

 ところが給与が高すぎる。手当込みの年収を比べると、アメリカ$174,000、イタリア$141,300、ドイツ$133,279、イギリス$102,364、フランス$98,647に対して、日本$274,000。圧倒的に多い。しかもこれ以外に第2の給与といわれる文書通信交通滞在費だの立法事務費だのなんやかやが加算されて、総額では$418,400(約4,500万円)にもなります。

 民意の適正な反映のために、国会議員数は削減すべきではありません。むしろもっと増やしていい。一票の格差是正のためには、都市部の議員定数はもっと増やすべきです。その一方で国会に費やされる税金を減らすために、議員歳費をもっと減らすべきで、今の半額くらいでも充分です。それでも、純粋に国のために尽くしたいという国会議員希望者は大勢いるんやないですか。

 少なくとも、そういう自分の所得にこだわらない人の方が、政党や支持母体の制約に縛られて悪いことも悪いと言えず、陳情実現の便利屋の仕事しかせず、そのご褒美に政治献金という名の合法的賄賂を得ることに腐心している現状の与野党議員よりは、はるっかにマシやと思いますよ。

 緊急事態宣言が出て、都府県は独自に緊急事態措置としていろんなところに自粛要請を発令しました。公共施設は閉鎖され、大小小売店、飲食店は軒並み閉店、学校も休業状態です。未曽有の異常事態です。コンサート、ライブはすべて中止、延期となっています。アーティストは言うにおよばず、公演の関係者も過去経験のない大打撃をこうむっています。

20200407_104711589_iOS.jpg 来週土曜日に行くつもりしてたフェスティバルホールでのコンサートもやはりというか、延期になりました。延期と言っても1年近く先のしかも平日ということで、「チケットはそのままでご入場いただけます」と言われても、これはもう多分行けません。しゃあないんで払戻ししてもらうことにして先週、ホールまで行ってきました。またコロナ収まったら改めて買うことにします。

 イベントの無い日に劇場に来ることなどまず無いわけで、普段にぎやかなだけに、逆にひっそり閑として実に淋しい。この大階段とホワイエが観客で溢れる日は、いったいいつになるのでしょうか。

 政府は人との接触7~8割減らせと求めてますが、仕事によってはそんなわけにはいかないことも多々あると思います。わたしも今週から在宅勤務となりました。こんな不自由な状態で何とか頑張っていくことが、コロナとの闘いそのものであると奮起して勤しむことといたしましょう。

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 テレワークは以前にもやったことがあります。そのときは、働き方改革の推進の一環ととしての試行でしたが今回はいわば本番です。職場から配給のノートパソコンにも自分のmacbookにもカメラとマイクは付いてるんで、自宅に限らずどこにいてもノートで会議など顔見て話すことができます。しかし、やはり慣れたデスクトップパソコンの方が仕事は捗ります。そこで書斎の母艦機にwebカメラとマイクを取り付けてテレワーク環境を構築しようと思い立ったのが先週のはじめ。マイクはあるけどカメラが無いので、早速買おうということで通販サイト...って、無い、無いやんか。なんと、webカメラどこも売り切れてるやないですか。

 今、日本のほぼすべての大学でまともに授業ができていません。学生さんたちは自宅でパソコンに向かって遠隔授業を受講しています。20200411_091952423_iOS.jpg

 そう、皆さん考えることは同じで、一斉にテレワークの必要が高まり、さらに学生・生徒諸君のオンライン授業にも必要ということで、webカメラの需要が一気に高まったのです。マスク、消毒グッズの次はテレワークグッズというわけです。大衆の消費行動の何と分かり易いことか。

 通販サイトは軒並み在庫切れ。あっても海外から発送で納期が数カ月先なんてのばっかり。やむなくオークションサイトで未開封新品の型落ち品を探し出し、何とか購入できました。

 テレワークでも、やるべき仕事の量はあまり変わりません。環境を変えることで何か変わったアイデアでも発掘できるれば儲けもんです。わざわい転じて福となるよう、ポジティブ思考でいくことにしましょう。

アベノマスク

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 どこにも行けない日曜日の朝です。近隣の市でも感染者が出始めました。

 先ほどテレビで「疫学と経済の折り合い」と言ってましたが、ここは今年の経済成長はあっさり諦めて、経済活動を休止し所得補償をすべきです。そう、緊急事態宣言を出して1~2カ月全ての人は原則、家から出るなと。経済への打撃はリーマンどころではないでしょう。税収の落ち込みと休業補償で国庫はカラになるでしょう。それでもやっぱり命が大事です。中途半端が一番いけない。

 さて、「1世帯2枚」を風刺したこのイラストは、世界中のメディアで紹介されてるそうです。

masuku.jpg 安倍さん、コロナウイルスの蔓延で巷にマスクが不足してて、買い占めて高値で転売するヤカラが横行している状況を打破しようという意気込みはわかるけど、明らかに力の入れどころが違います。

 マスクは郵送で届けるそうです。5千万件の郵便物が発生し、日本郵便の関係利権は潤うという構図です。う~ん、日本はこれでいいのか。

 政府が行うべきは、布マスクを配布することではなく、布でも使い捨てでもいいけどとにかくマスクを増産し流通を確保することです。工場のラインフル回転でマスク作ってもらうこと。大量に買い占めていく中国人バイヤーの入国を禁止すること。そうやって国民にマスクの手持ちが無くなったときにお店で並ばなくても買える安心を提供することです。

 確かに現金支給は威力があります。マスク2枚であらゆる方面からボロクソ言われた安倍さん考えなおして、住民税非課税世帯または収入が減った世帯に30万円支給と決まったそうです。

 けどなぜ世帯単位にこだわるかなあ。条件の細かいところまで理解してませんが、高所得の自営業でも少しでも減れば支給されるのか。一方、低所得でも収入が減らなければ支給されないのか。フリーランス、フリーターの人は所得が減ったことをどう証明するのか。下宿の学生さん、バイトのシフトがたまたま去年より少なかったら対象になるのか、大学生の子供二人を下宿させて住民票移してる家は3世帯分もらえるのか。いろんな疑問が出てきます。マスク代や医療費なんかで支出が増えるのは同じで、所得が低い人の方がダメージは大きいのに、もともとの所得が低くても大幅に減らないともらえないのか。さらに、激務が続いても給料は変わらない医療従事者には支給されません。なんだか不公平!という声が聞こえてきそう。

 「年金生活者は生活に変化がないから不要」だの「生活保護者にも一律支給はおかしい」だの「貯蓄にまわって効果ない」といった、やらないための理由をうだうだ考えるよりもここはひとつ、分かりやすくばーんと一人ずつ一律支給にしましょうや。その方が作業も簡単やし。臨時収入があればみんな使いますって。

 大人ひとり10万円、子供ひとり5万円がいいと思います。なあ、みんな。

WELCOME

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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