2020年3月アーカイブ

1年延期

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 例年であれば桜の開花とともにペナントレースがスタートし、一気に活気づくこの季節、社会全体が今日のお天気同様どんよりとした雰囲気に覆われています。

 首都圏に続いて大阪でもこの週末、外出自粛要請が出されました。ぢっと我慢の日本国民、いや世界市民です。

 オリンピックの1年延期が決まりました。大騒ぎしたわりに決まるときはあっさり決まるもんです。これからいろんな方面、対応が大変で何ともお気の毒です。そのぶん経済が活性化する方向に進むよう祈りましょう。

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 選手たちが一番大変ですね。ピークを今年7月に据えた練習を続けてきたところが急に1年延びたなんて、究極のアスリートたちにとって果たしてどんな影響があるのか。そもそも決まってる代表が1年後でもそのまま代表でいいのかってこともあります。

 なんにせよ歴史上初めてのできごとで、誰もが想像できない事態ですが、賢明な現代人ことに開催国はわが日本です。苦難と試練を見事に乗り越えて史上最高の五輪を実現することに疑いの余地はありません。楽しみな準備期間が1年間長くなったと考えることにしましょう。

 それにしても、今回のパンデミックの猛威をあらためて思います。中世ヨーロッパでおきたペストのパンデミックは、海を越えて新大陸や東洋にまでは広がりませんでした。それが現代にあっては、中国、武漢で発生した新しい伝染病がほんの数カ月で世界中に伝播しました。グローバル化のマイナス効果と言えます。

 しかし、いくら人類の天敵が細菌、ウイルスとはいえ、われわれ現代人がかくも脆弱なのはその進化の歴史に照らしてどうも納得できません。ワクチンをはじめとする対処法をいち早く確立し、簡単に抑え込んでこそ人類の叡智と言えます。それがなぜにこんな事態に至っているのか。これはやっぱり、巷間ささやかれているように陰謀の匂いがします。

 武漢にある秘密の生物兵器研究所で何らかの不手際が起こり、まだ完全に制御できない未完成のコロナウイルスが漏出したのではないか。このウイルス、潜伏期間がまちまちで、いったん治ったかのように見せて安心させといて再び発症すると今度は確実に重症化するといった症状がみられ、これは戦争敵対国をじわじわと苦しめる生物兵器としては大いに効果があります。共産中国が世界制覇に向けて密かに開発していたとしても、何ら不思議ではありません。

 ウイルスは今後さらに拡がり続け、全世界の経済が破綻し軍事力も壊滅状態となったところで、かねてウイルスと並行した開発でワクチンと特効薬を手にしていた人民解放軍が世界赤化の野望を実現すべく攻勢に出ると。そして世界中の華僑がこれに呼応して一斉に蜂起し...

 おや、誰か来たようだ。こんな遅くに誰だろう...

クラシック驕るなかれ

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 どうしてもコロナがらみの話になります。世界中が非常事態です。日本は三連休というのに、不要不急の外出は避けましょってことになってます。貴重な三連休、いいお天気なのにもったいない話ですが、先週に続いておうちでのんびりしてます、

20200320_024134336_iOS.jpg 昨日の昼食「カレーライス、オムライスどっち?」と聞かれて「どっちも捨てがたい」と応えたところ、両方作ってもらえました。

 さて、NHKなどの報道によると、日本クラシック音楽事業協会とゆう業界団体が国に対して損害を補償するよう要求書を出したということです。

 クラシックのコンサートの中止があいついでいることは先週のエントリーでも少し書きましたが、ニュースによると全国で523公演にのぼり、損害は推定で24億円を超えたということです。また、ほかにも219の公演で延期が決まってるらしい。だから収入が減ったから、そのぶん国が補償しろと。

 協会の会長さんいわく「事業者だけでなく、演奏家たちが本当に困っている。文化芸術は、一度途絶えると短時間で元に戻すことはできない。お客さんの理解も得ながら、徐々に公演を再開できるよう、ガイドライン作りなどを進めている」らしい。

 ちょっと待ってよって。

 わたしも今後夏までにいくつかのコンサートのチケット買ってて、なんとか予定通りやってほしいなあって思ってます。公演の事業者が困ってる様子もよく理解できます。

 uzumaki.jpgけど、だからって中止になって損した分を国に補償せよってのは無理スジです。コロナで公演・ライブが中止になってるのは何もクラシックだけではありません。もっと言えば音楽事業だけでなく、観光地も遊園地も飲食店も、流通も輸送も、その他ありとあらゆる業界が大打撃を受けてます。損した事業者すべてが国に補償求めだしたら、日本が潰れてしまいます。

 どうもこの協会、自分たちは「文化芸術」を担ってる特別な存在なんやから、国が面倒みて当たり前、商売人なんかとは一緒にするな、という思いが透けて見えます。

 代表者が聴衆のことを「お客さん」なんて言ってる時点で底が知れます。まともなサービス業従事者は、皆いちように顧客のことはきちんと「お客様」と言いますよ。

 クラシックは文化芸術であり、それを担う自分たちは芸術家であって単なる演奏家ではない、聴かせてやるからありがたく思えという意識が根底にあるからこんな物言いができるのです。聴衆なくして音楽は成り立たないことを思い知るべきです。アーティストたちの、常人を超越した才能と、高尚な芸術を目指して日々精進する努力は賞賛に値します。しかしそれを生業とするのであれば、顧客に対するリスペクトを忘れちゃいけませんよって話です。

頑張れ、エタノール

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 貴重なお休み、でかけようとしても「おうちでおとなしくしてなさい」うちの奥様のいいつけで、この週末はひたすら自宅で休養です。今年に限っては今のところ春のうきうきムードはほど遠い雰囲気です。コロナの影響が止まらず、東京五輪中止がより現実味を増してきました。ブログもコロナネタを続けます。

 20200314_231139403_iOS.jpg朝日新聞の編集委員がツイッターで、コロナ禍の蔓延を「痛快」と表現して炎上したことに対する新聞社としての謝罪が、今朝の朝日に載ってます。罹患した人とご家族の気持ちを逆なでする言語道断の所業ですが、特定アジア擁護の発信を連発し、広く日本国民の心を傷つけるのが朝日の平常運転であるとすれば、ある意味いまさら謝ることでもないのではとも言えます。つまり、謝ることはもっと他にあるやろと。

 さて、世間の外出、会合自粛はさらに広がり収拾はまったく見通せません。日本経済の落ち込みはリーマンの比ではなくなりそうです。個人的にも職場の年度末恒例の歓送迎会もどうやらできそうもないし、来月はじめに予定してる花見の集いも果たして決行できるかどうか。さらに甲子園球場の阪神戦も何試合かチケット確保したのに開幕の延期が決定し、4月中の試合は不透明です。クラシックミュージックのコンサートやミュージカルのチケットも同様です。大阪のクラシックの2大殿堂、フェスティバルホールとザ・シンフォニーホールの公演予定カレンダーは、今月いっぱい軒並み「中止」。来月以降も、苦労して入手したいくつかの公演のチケットが無駄になる可能性が出てきました。とほほ

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 大物ミュージシャンのライブも軒並み延期になってます。ボブ・ディランの日本ツアー中止は新聞の社会面の記事になりました。知り合いの方がチケット買ったと聞きましたが、なんともお気の毒です。

 いろんなイベント中止となると、チケットの払い戻しもなかなか手間がかかります。行けなかった大相撲三月場所の入場券払い戻しのこと確認しよとしたら、チケットぴあの電話はまったくつながりません。これはいたしかたない。おそらく多くの公演中止でチケぴ始まって以来の壮絶な対応に追われていることでしょう。気長にやるしかありません。

 ところで、巷ではあいかわらずマスクが枯渇してますが、それに加えて消毒液も品薄になってきました。携帯用のんを買おうとしたところ、既製品のポンプ式アルコール手指消毒液はすべて売り切れてます。そこで今は、無水エタノールを少し水で薄めて空になった虫よけスプレーの瓶に入れて携帯してます。薄めないと、噴射したら手に擦り込む間もなくすぐに蒸発してしまうのです。バスから降りてすぐ、電車から降りたらすぐにシュッシュしてます。効果が目に見えるわけではありませんが、プラシィボ的にもなかなか具合がよろしい。

 何年か前、レコードプレーヤーを買った際、カビが生えた古いレコードを洗浄するのに買ったエタノールが思わぬところで役に立ちました。しかし、瓶をよく見ると「消費期限2017年10月」って書いてあります。腐るものではないとは思うけど、さて、これは大丈夫なのか。

大統領選挙??

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 今日はお天気が悪い。なたね梅雨というやつです。雨と晴れが繰り返され徐々に気温が上がっていきドカンと桜が咲きます。ことしは暖冬でどことも開花が早いそうですが、コロナの影響でお花見の様子も例年とは違ったものになりそうです。

 新型コロナウイルスの拡散が止まりません。いつ峠を越すか、そのときに感染者数がどれだけ増えてるか。終息宣言はいつ出せるのか。そろそろ落ち着いてくれないと、東京五輪の中止・延期が現実味を帯びてきます。国内で治まったとしても世界のあちこちではびこってたら、参加国の選手や関係者が来日できず、結局開催できないことになります。えらいこっちゃ。

 もうこの際、あっさりと3・4カ月延期したらどうでしょ。気候も良くなって、マラソンも東京でできるからいっそその方が都合いいのではないでしょか。

 政府は中国、韓国人の入国制限を始めました。もっと早くにやっときゃなぁ、と国民みな思うわけですが、今からでもやらないよりはましです。ところが韓国は何を勘違いしたかこの措置に対して「非友好的、極めて遺憾」なんて言い出しました。ウイルス蔓延を抑制するための渡航制限に友好もへったくれもないでしょ。いつもながら思考回路がまともではありません。相手にしないでおきましょう。

 ところで、海の向こうアメリカでは今、コロナよりも大統領選挙で盛り上がってます。党員集会だのスーパー・チューズデーだの、日本のメディアまでもが連日その動向を伝えています。今回は特に、トランプという異色の大統領の功績をアメリカ国民がどう評価するかという点で、過去の選挙戦より注目度が高い気がします。最長2期8年やれるアメリカの大統領で、戦後1期だけで負けちゃったのは、フォード、カーター、ブッシュ(パパの方)だけやそうですが、トランプは4人目になる可能性があるということです。さてさて。

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 しかしいつも思うに、大統領選挙は分かりにくい。4年に一度選挙のたびに勉強しなおすけどすぐに忘れてしまいます。コロナ騒ぎの傍ら思い出してみました。

 アメリカでは民主党と共和党の2大政党が圧倒的に支持されてて、それも支持者の勢力はず~っとほぼ拮抗しているという特殊な事情があります。なので、仕組みとしてはそれ以外の政党の人も大統領に立候補できるんやけど、ほとんど相手にされません。日本の公職選挙で言うところの泡沫候補扱いになると。従って必然的にこの2大政党の対決になります。

 2つの政党はまず党としての大統領候補者をひとりだけ選びます(予備選挙)。本選で票が割れちゃうと負けるので、ひとつの党から複数の候補者が出ることはありません。今、その予備選の最中ということで注目されてます。

 で、選ばれてそれぞれの党代表の候補者となった2人が、後半戦本チャンの選挙(一般投票)で対決します。 

 予備選挙、一般投票とも、有権者は直接候補者に投票するのではなく、直接投票する権利を持つ人(予備選では「代議員」、一般投票では「選挙人」)に投票する二段重ねになってます。これがまずややこしい。

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 しかも一般投票では、獲得した選挙人の数を全米ひっくるめて集計するのではなく、各州ごとにひとりでも多くの選挙人を獲得した側がその州の選挙人をすべて獲得します。仮に、ある州で当選した選挙人がA党4人B党5人なら、勝ったB党9人として集計されA党に入った票は死票となります。この「勝者総取り」方式が日本人には馴染みがなくてプロセスをさらに分かりにくくしてます。さらに、勝った州の数ではなく勝った州の選挙人の数の合計で勝負が決まるので、人口が多くて選挙人が多く設定されてる州で勝つとがぜん有利になる仕組みです。もし投票総数で上回ってても、獲得選挙人が少ないと負け。トランプとヒラリー・クリントンによる前回の大統領選挙でも、得票総数ではヒラリーの方が多かったそうです。もうね、分かりにくい。

 ところで、民主党と共和党、日本から見てる分には政策の違いなんて分かりません。実際そんなに違わなくて、ぶっちゃけどっちでもいいのでは。だったらいっそ民主党、共和党1期ごとに交代で大統領やったらどうよ、なんてね。

 ちなみに写真は1999年、そのヒラリーの夫、第42代大統領ビル・クリントンのスキャンダルに際して宝島社が全国紙に打った全面広告で、やや下に向かいながらも秀逸なセンスで話題をさらったものです。

 何事にもおおらかで大雑把なアメリカにして、こんな面倒な手続きをきっちりと守って大金と時間を費やして大統領選挙やるってことは、やっぱり自由と民主主義の盟主、世界のリーダーの矜持のなせる業か。いや、やっぱり4年にいちどオリンピックイヤーにお祭り騒ぎしたいということなんでしょね、きっと。

コロナ恨めし

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 新型コロナウイルスによる肺炎の猛威が世界中を席巻しており、いよいよとんでもないことになってきました。日本は大丈夫かレベルの大騒ぎです。

 インバウンドの後退で観光地が大打撃や~、とか言ってた頃はまだよかった(良くないけど)。どんどん拡大して、人が集まるイベントは軒並み自粛が広まってます。卒業式中止、コンサート中止、スポーツイベント中止、ディズニー、USJはじめ多くのアミューズメントパークはしばらく臨時休園、企業は出張中止で新幹線はガラガラ。宴会中止で飲食店は閑古鳥。

 とうとう日本中の全小中高、春まで休校という事態に発展しました。歴史始まって以来の非常事態です。

 先生たちは「お家で勉強してなさい」という指導をするんでしょけど、インフルで学級閉鎖の2日3日ならともかく、1カ月以上ものあいだこどもたちがどこにも出かけずおとなしくできるとは思えない。お天気がよければ外で遊びたいのは子供のサガです。平日昼間学校に収まってた子供たちが、徐々に街に放出されます。

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 塾はどうするんやろ。感染リスクは同じですよね。学校が開いてないこの期間こそライバルに差をつけるチャンス、ここぞとばかりに特訓講座に集合!なんてなったら逆効果です。長期休校は、ほかにもいろんなところで影響がありそうです。

 お勤めの人たちはというと、満員電車はどうしようもないので大手企業はこの機会にテレワーク初めてますが、そもそも在宅勤務できる職種って限られるから対応には限界があります。日本の経済に大きなひずみが生じそうです。コロナ倒産やコロナ失業、コロナ破産、コロナ浪人なんかも現れそうです。

 とうとう、東京オリンピック開催でけるんかいとかいう話も聞こえてきました。えらいこっちゃ。

 なぜにここまでの騒ぎになったか。このウイルスが新型で効果的な治療法が確立されていないということに尽きます。インフルエンザの流行は毎年恒例で、感染者数、死者数ともコロナなんか比較にならないほど多いけど、タミフルがあるからわれら人類はさほど狼狽えることもない。一方コロナは新型で、まだ確実な治療法がないから大騒ぎになってるのです。もしこれが、現在のような情報の拡散が無いむかしやったら「今年の風邪はちょっとしつこいな」で終わってたかも知れない。もともと風邪に特効薬なんて無いんやし。

 「新型である」ことを知ることで恐怖が拡散しているのです。知らない方が幸せってこともあるのね。

 ともあれ、動きだした「いろいろ自粛で防疫」の潮流はもう止めようがない。もし、社会全体の傾向を無視してイベントを強行し、その結果感染者を出したとなると、主催者は壮絶なバッシングを浴びて命運を絶たれます。そのリスクと自粛・中止によって生じる損害とを比べて、みなさん泣く泣く中止ということになるのです。

 これはもはや、リーマン、東日本大震災に続く、日本経済後退の第三の矢です。一刻も早く終息に向かうことを願うしかありません。実はわたし、去年に続いて大相撲大阪場所のマス席を苦労して入手したのですが、どうやら観戦は絶望的です。なんともコロナが恨めしい、トホホホ。

 政府の休校要請、部活動自粛の中にあっては、甲子園のセンバツ高校野球も当然中止でしょうね。どうか、セ・リーグの公式戦開幕にはおさまってますように。

WELCOME

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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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