2019年8月アーカイブ

懐かしの社員旅行

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 突然涼しくなりました。夏が去っていきます。

 毎年地蔵盆の時期になると「この世の夏」を謳歌してきたセミの大合唱も影をひそめます。昨日マンションの廊下でこときれそうなアブラゼミが1匹ジジジ~と鳴きながらもがいてました。なるほどこれが「セミファイナル」かって、やかましいわ。

 さて、前回のエントリーでうちの職場のいわゆる社員旅行が今年は台風で中止になった旨を少し書きました。このことをもう少し。

bus.jpg 私が就職した昭和の頃、うちの職場でも社員旅行はやっておりまして、温泉地をはじめとする観光地に大挙して出かけてたもんです。旅先での夜の宴会が旅行のメインイベントで、参加者全員がお揃いの浴衣で大広間に集合し、上座舞台前にトップを中心とした重役連中がズラッと並んでみんなでお酌をして回り、みなさん出来上がった頃にゲームでさらに盛り上がると。今考えると実にコテコテの社員旅行ではありました。

 それがいつの頃からか、旅行先は温泉地から中国、韓国や東南アジア、オセアニアなど海外に拡がり、参加者の意向を汲んで現地での宴会は立食のパーティーになり、旅先での楽しみ方も単に観光だけではなく、ゴルフ、テニス、現地でのさまざまなアトラクションその他いろんなコースを自由に選択できるバラエティに富んだものとなり、それなりに皆が楽しんでおりました。しかぁし、やはり世の風潮には抗えず、とうとう中止することとなったのが今から20年も昔のことでした。

 ある調査によると、社員旅行を実施する会社は、前世紀の終わりには90%に迫っていましたが、現在では50%を下回っているそうです。半分以上の企業が社員旅行やってません。減った理由はやっぱり、仕事とプライベートをはっきりと分けたい人が増えたということでしょう。enkai.jpg

 社員にとっては会社が費用を面倒みてくれて割安で旅行できるし、普段は話もできない上役との顔つなぎもできれば、先々なにかと得なことがあるかも、会社にしてみれば社員どおしのコミュニケーションが促進されて職場の雰囲気向上に役立つし、費用を負担しても福利厚生費で落とせるし、なんてごちゃごちゃ思惑がからんで盛況やったわけです。昭和の昔にはそれこそ大型バスが列を成して観光地に突撃していったもんでした。

 ところが昨今、ワークライフ・バランスだの、娯楽の多様化だの、日本型終身雇用体系の瓦解などの要因が重なり、特に若い社員のあいだで「仕事を離れて休日にまで上司と一緒なんて、ちょっとかんべんしてよ」という意識が蔓延し、社員旅行はその存在意義がどんどん薄れて、あえなく衰退の一途をたどっているわけです。

 その後うちの職場では、20年前のあの興奮を再びということでなんと2年前に復活しました。そしてこの調子で続けていこうと思った矢先、昨年、そして今年と続けて台風によりあえなく中止となってしまったのです。げに恐ろしきは自然の猛威というわけです。これは神様が「やっぱり、もうやめといたら」と言っているのかも。

20190813_012437118_iOS.jpg 台風一過の今週、蒸し暑い猛暑日が続きます。長い長いお盆休みが続いています。今週は前半に恒例の下賀茂神社納涼古本市に出かけてきました。そして、今日明日に予定されてた職場の大規模親睦旅行が台風の影響で中止となり、お盆休みの終盤にポッカリと予定が空いたことから土曜日にブログを更新しております。

 さて、前回のエントリーで「表現の不自由展・その後」のドタバタのこと書きましたが、その後今週になって朝日新聞がまたぞろ、「展示できなくなった作品を見せる企画から、新たな「不自由」が生まれてしまった。」などと不満タラタラの記事を書いてますので、そのことを少し。

 今回の件に限らず、美術館での展示を政治的なクレームなど外からの圧力によって撤去に至る例が増えていることはイカン、というのが記事の主旨です。国益を損なう反日イベントを公金で補助すべきでないという主張に対して、有名な美濃部達吉博士の天皇機関説事件を例に挙げて、どんな展示内容であっても公金を使うなという主張は危険だ、と批判しています。美濃部博士は例に出すけど、例えば作家の百田尚樹氏の講演が反日左翼の横やりで中止に追い込まれた一件には全く触れていないあたりを大目に見るとすると、まあ言っていることにはいっけん一理あります。しかし、朝日が今回のことで記事にすべきは、そんなうわべのことではないやろとわたしは言いたいわけです。

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 そもそも日本と、戦後民主化なった韓国との関係が正常に推移していた頃、大多数の両国民は「慰安婦」のことを歴史の事実として知ってはいても、特段の問題を感じてはいませんでした。ところが朝日新聞が、吉田某という稀代の大ペテン師と共謀し、従軍慰安婦は日本軍が強制連行したなどという虚構を作り上げ、日本悪し憎し、世紀の大反日キャンペーンを繰り広げ日本人の心を傷つけ、国連まで巻き込んで日本の名誉を徹底的に貶めたのが一連の慰安婦騒動の実態、全容でした。

 朝日がこのような反日策動を行うことがなければ、現代の日韓関係の壊滅的な悪化もなかったし、あの醜悪な慰安婦像が大量生産されることも、もちろん今回の展覧会に出品にされることもなかったのです。いったい誰のせいで、慰安婦像なんかが美術品として展示される事態になったと思っているのか。

 例えばのはなし、建物に爆弾を持ち込んで「触ったら爆発するどー」と大騒ぎし、爆発したら触った人を悪者にして攻撃する。糾弾されるべき犯人は、触った人ではなくそんな物持ち込んだ奴やろという話です。

 朝日新聞が、自身の責任には今回もまったく触れずして、他人事のように「誰が、美術館から作品が消える社会をつくったのか」などと、鼻くそをほじりながら斜め上の主張を書くその態度、姿勢には、およそ公器たる新聞という自覚の片鱗をも見ることはできません。「サンゴの朝日」いまだ健在です。

 昨日、ふるさとの花火大会に出かけており、真夜中過ぎに帰ってきました。夏の風物詩を大いに堪能したことはまたいずれ記すとして、今日は先週気になった話題のこと書きます。

Clipboard01.jpg 今月1日から愛知県で「あいちトリエンナーレ」という現代アートの芸術祭が行われてまして、そのプログラムのひとつに「表現の不自由展・その後」というのんがありました。「表現の不自由展」という展覧会が何年か前にあったことを受けて企画されたそうで、もととなったこの「表現の不自由展」は、社会的にタブー視されて展示できなかったことどもを集めて、展示不許可になった理由も併せて展示したものやったそうです。「慰安婦」問題、天皇と戦争、植民地支配、憲法9条、政権批判など、近年公共の文化施設で「タブー」とされがちなテーマの作品が、当時いかにして「排除」されたのかを検証したとか。全然知らなかったのですが、今聞くと、なかなか興味深い内容です。

 今回の「表現の不自由展・その後」は、前記の展示会以降、新たにどんな作品が展示不許可になったのかということに焦点を当てる内容でした。ふむふむ。これもなかなか面白そうだ。

 ところが、ある作家がその展示物として、韓国が量産している例の従軍慰安婦の像を出展したもんやから話がこの上なくややこしくなりました。

 主催者には抗議、批判が殺到し、名古屋市長が開幕初日に展示中止を求める発言をし、官房長官がこのイベントに補助金出してることに疑問を呈し、果ては「ガソリン撒いて火をつけるど」なんて脅迫文が届くに至って、開始早々というのに展示は中止されました。

 展示物には他に、昭和天皇の写真を燃やすビデオ作品など、なるほど過去に展示不許可になったのも納得といったものがあり、これはまあ、抗議されるやろなというのが率直なところで、社会の大方の声も「中止当然」といった感じです。

 中止したらしたで今度は反対側から「表現の自由を犯し憲法違反」だの「公権力の検閲で憲法違反」など火の手が上がってますが、まあ見当違いのものが多い。

 表現の自由はもちろん保障されるべき重要な権利ですが、当然に公の秩序の制限を受けます。実物を見たわけではありませんが、くだんの慰安婦像は造形としては稚拙で美術品として評価されることはまずないでしょう。これを作品として出展した作者の意図はもちろん、韓国で捏造された歴史に基づいて朝日新聞が無理やり主張している、いわゆる従軍慰安婦問題を訴えることにあります。政治的な作品なのです。Clipboard02.jpg

 芸術作品に政治性を持たせることは一概に悪いことではなく、禁止するべきではありません。しかしたとえば、わいせつ動画を「表現の自由だ、芸術だ」と強弁しても、街の映画館やネットで公開することはできません。表現の自由よりも公の秩序維持、善良な風俗の保護が優先されるわけです。同様に、反日の象徴である慰安婦像を日本国内で展示するがごときは、隣国の卑劣な言説を肯定し日本と日本人の尊厳を踏みにじるものであって、わいせつ以上に公序良俗を害し人の心を傷つけるものです。当然、許されるべきではありません。

 さらに「検閲」とは「行政権が主体となって、思想内容等の表現物を対象とし、その全部又は一部の発表の禁止を目的とし、対象とされる一定の表現物につき網羅的一般的に、発表前にその内容を審査した上、不適当と認めるものの発表を禁止すること(最高裁の昭和59年の判例より)」であって、今回名古屋市長や官房長官にはもちろんそんな権限はなく強権的な中止命令などしていないので、こんな批判は当たりません。

 慰安婦、徴用工、レーダー照射など、韓国の傍若無人で卑劣な挑発行為が続き、日本国民の我慢の沸点が超えたこのタイミングでこんな展示をすれば結果どうなるか。結局、主催者の見通しがオオアマやったということです。やっていいことと悪いことの判断がまともにできない輩が増えてます。

NHK怯える

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 お暑うございます。猛暑日が続いてます。年々夏の暑さが増してくるように感じるのは、多分歳とったせいだけではないでしょう、大丈夫か地球。

 さて、先日の参議院議員選挙、その後のことを少し。

 大方の予定通り与党の圧勝でしたが、日本維新の会など改憲勢力を足しても発議に必要な3分の2に4議席足りなかったとかで、選挙後も改憲に関しては大きな動きもないながら、安定の安倍政権は続いていくことでしょう。

 今、国の政策で一番気になるのは、景気でも年金問題でもなく外交です。といっても、北がミサイルをバンバン発射してるのは安定のひとりよがりで「ああまたいつもの"かまってちゃん"か」で、やらしとけばよろしい。それよりも「やっかいな隣国」韓国の横暴に日本がどう対応していくのかという点です。

 わが国が百年一日のごとくされるがままの態度では、いずれ政権は国民からの支持を失っていきます。今回の韓国に対する輸出優遇措置の撤廃にしてもホワイト国認定除外にしても、日韓の一連の外交課題とは関係なく純粋に安全保障上の問題だと政府は説明していますが、そんなこと言ってるからナメられるんです。はっきりと「一連の不埒な振る舞いに対する報復だ。文句あったらかかってこんかい」ぐらいのこと言ってやらないとあの国は政府も国民も応えないですよ。

 さて、見どころ少ない選挙ではありましたが、そんな中でも「NHKから国民を守る党」が予想以上に票を獲得し比例区で1議席を獲得したことは快挙でした。その後も党勢拡大に向けて無所属の不良議員を入党させるなどの動きを見せています。その主張するところは私と同じで、地上波を含めすべてのNHK放送のスクランブル化です。これ以外に党の政策はいっさいありません。非常に分かりやすい。これほど票を伸ばしたということは同じ思いの国民がいかに多いかということを如実に示しています。angryNHK.png

 NHKもまさかN国が議席を得るとは思ってなかったと見えて選挙期間中は余裕でその政見放送を流してましたが、結果を見て真っ青になったことでしょう。多くの国民のNHKに対する日々の恨みつらみ、悔しさと怒りとを如実に知らしめられたわけです。政党要件を満たしたからには今後、N国の立花孝志代表がNHKテレビの「日曜討論」に出演してNHKの改革、スクランブル化を訴えることになります。実におもしろい。ぜひとも頑張ってほしいと思います。

 受信料支払いに関するさまざまな訴訟はこれまで、ことごとくNHKの勝利に終わっています。裁判は法令に照らして是か非かを判断するもので、法令自体の良し悪しは関係ありません。唯一、憲法に反してるかどうかという点で法令の適否が争われることになりますが、その点でも「受信料の搾取は違憲ではない」とするのが現代の裁判所の立場です。それなら法律を変えればいいのです。天下の悪法たる放送法を改正し、NHKをあるべき姿に改革していくことが必要で、それができるのは唯一国会であり国会議員なのです。今回のN国の快挙は将来、エポックメイキングな出来事としてNHKの黒歴史に刻まれることでしょう。

 政府与党にあってもこの状況を真摯に受け止め、NHKの改革に本腰いれてほしいもんです。代表の立花氏は「スクランブル化に自民党が応じるなら憲法改正に賛成する」とも言ってます。ここはひとつ自民党の英断を切に期待したいところです。

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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