2018年9月アーカイブ

 秋が来たというのに、すっきりとした青天が続きません。なんだか週末のたびに台風が来ているような気がします。しかも直撃からの列島縦断と。大阪でも風が強くなってきました。今日は一日しっかりと自宅の警備に勤しむことといたします。

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 さて、昨日の朝刊に「森永チョコフレーク生産終了」という記事がありました。理由はなんと、スマホとの相性が悪くて売れなくなったからなんやとか。たしかにチョコは手で直接触ると溶けてベタベタするんで、スマホを操作しながら食べるのはちょっと勝手が悪い。電子通信技術の進歩がチョコの衰退を招くとは、いつの世も歴史は人の想像を超えた展開をみせるもんです。

 チョコフレーク、懐かしいなあ。 

 わたしは今やチョコに限らず間食はほとんどしないけど、こどもの頃はチョコ大好きでよく食べてました。食べなくなってしまったくせに、いざ消えるとなるとなんだか淋しい気がするなんて勝手なもんです。

 チョコフレーク、シリアルのコーンフレークのまわりにチョコがコーティングされた素朴な作りのスナック菓子です。これは美味しかった。いくらでも食べられた。今は食べないんで知らなかったけど、現行の製品はふくろに入ってるんですね。記憶にあるチョコフレークは箱に入ってました。口を大きく開けて、箱持ち上げてバラバラと直接食べてたのを思い出します。大きいカタマリがあると少しうれしかった。

 ほかにもチョコといえば、ペンシルチョコ、パラソルチョコ、チョコベビー、アーモンドチョコ、メロディチョコ...。チョコボールは箱からエンゼルマークが出ると「おもちゃの缶詰」がもらえました。金のエンゼルなら一発ゲット。銀のエンゼルは5枚貯める必要があります。テレビのCMで田中星児が「いいかい、銀なら5枚だよ」と念を押してたのは、多分こどもたちが銀のエンゼル1枚で応募する事態が頻発したことへの対応では、と当時思ったもんです。chocoflakes.jpg

 いちばん好きやったのはオーソドックスなガーナミルクチョコレートで、ブロック状の板チョコを噛み砕かずに消えてしまうまで口の中でレロレロするのが好きでした。

 昔より現代の方が美味しくなった食材があります。ていうか、たいがいの食べ物はそうでしょう。しかし、たまに思い出の味の方がなんとなく美味しいのではというのんがあります。わたしの場合チョコがそうです。さっこんチョコ食べる機会というと、バレンタインデーということになりました。冬しか食べない。しかし、こと味に関していえば過剰なパッケージに入った、ひとつひとつ趣向が違う豪奢なGODIVA やROYCÉの生チョコよりも、幼い日に食べたあのレロレロの方に軍配が上がるのです。 

 今日は早朝からゴルフ行でしたので、今時分のブログ更新となりました。

 あるはずのものが無くなると非常に困ります。いきなり消えることで使いたいときに使えなくなるし、盗難ならばまさに災難です。しかし、何故無くなったかわからない場合、これもなかなかにやっかいなのです。

ihoms.png 以前、新しいCDラジオを買った際、電源オフなのになぜか熱をもつ不思議のことを書きました。その際に起こったもうひとつの不可解事件を記しておきます。

 新しいのを買った機会に、それまでCDで聞いてた桂枝雀さんの落語をSDカードに移植したことは簡単に触れました。その際に使ったSDカードは、デジタル一眼レフカメラに使ってたのんを転用しました。このカード、wi-fi内蔵してて撮った写真を即座にiPhoneに転送できるんですけど、最近調子が悪くてカメラに差しても認識しなくなってしまったのです。

 で、カメラ用のwi-fi付カードは別途新調し、古いのは単なるSDカードとしてパソコン周辺で使ってました。ダビングの作業終わって早速新しいCDラジオに差したところ「このSDカードは認識でけまへん」との表示が。どうも仕様で使えるのんとそうでないのがあったみたいです。残念。と、ここまではよかった(よくもないけど)。

 ダメと分かったカードを抜いてラジオの横に置いてその晩はそのまま寝たところ、次の日の夕刻、置いたはずのカードが無くなってるのに気がつきました。

 奥さんに聞くと「今日掃除したけど、んなもん無かったよ。寝ボケて飲み込んだんとちゃう?」。そんなアホな。しかし、茶色のキャビネットの上に置いてたオレンジ色のSDカード、確かに見落とすはずはありません。前夜、置いた直後に何等かの予期せぬ事態が生じた模様です。

 その辺に落ちてんやろと思って探しても見つからない。ベッドの下、ベッドとシーツの間、マットの隙間、あらゆるところ探したけど、無い。窓開いてないし、カードを抜いてすぐに眠ってベッドからは出ていない。ということは必ず寝室の、それも枕元周辺になければならないのです。が、徹底的に探しても見つからない。念のため掃除機開けてゴミパックの中も確認したけど入ってません。この部屋にかのSDカードは存在しないという、間違いのない現実が突きつけられます。

 奥さんの「そのうち出てくるって」という何の根拠もない慰めの言葉とはウラハラに今にいたるまで見つかっていません。あれだけ探しても見つからなかったものがなんかのはずみで出てくることはまずないと諦めてます。

 カードに入ってるデータは落語の録音なんで、無くしてもまあ大して支障ないっちゃないんですけど、なくなった理由分からないのがどうにも気持ち悪い。

 新しいCDラジオの発熱の件といい、ひょっとすると、処分してしまった先代ラジカセの祟りかもしれません。

 安室奈美恵さんが昨日のライブを最後に、今日引退するということで、日本中大騒ぎです。

 人びとの興味、関心が極めて多様化した現代においてなお、平成の歌姫として幅広い世代から支持されてきた実力、功績は見事というしかありません。街角に数多の「アムラー」を生み出し、まさに平成という時代のアイコン、インフルエンサーの名をほしいままにしてきた感があります。今、こんな人はほかにいないのであって、単なるアーティストやアイドルという範疇に括ってしまえない圧倒的な存在感がありました。20180915_230807505_iOS.jpg

 1曲当てれば一生食っていける日本の音楽シーンにあって、「え、まだいたの?」と言われても細々と活動を続ける他の多くの歌い手たちと違って、絶頂期に惜しまれつつ去っていく姿は実に清々しく、カッコいい。この潔さこそ日本人の心に響くのです。

 絶頂期の引退といえば、我々の世代ではやはり山口百恵です。当時「ライブ」という言葉はなくて、コンサートとかリサイタルとか言うてましたが、全国から多くの「親衛隊」が駆けつけ熱狂的な声援を送る様子は今と変わりませんでした。 

 百恵さんは、わたしがまだ小学生やった頃、「スター誕生」からデビューした当時は歌が下手くそで、これはまあ数多くのアイドル候補とともに馬群に沈んでいくものと思ってたところ、残りましたよね。そしていったんカリスマ性を帯びるとあとはヒーローを求める世人の欲求と事務所の戦略のシナジーによってあれよあれよいう間にトップアイドルになり一時代を築きました。

 アイドルとファン心理の不思議な関係については以前にも書いたことがありますが、要は、人はみな刺激と興奮を求めているということでしょうね。

 朝日新聞が安室さんの引退に多くの紙面を割いて伝えているのは、時同じくして沖縄知事選が行われているいうことで関心を高めたい思惑が見え隠れしますが、今回の印象操作はまあ許すとしましょう。

 四半世紀にわたって広い世代の確固たる支持を獲得し、絶大な影響力でもって国民に感動を与え続けてきたということとなれば、そう、政府は安室奈美恵さんへの国民栄誉賞考えてもいいのではないでしょうか。少なくとも昭和の昔の美空ひばりや藤山一郎と比べても、その成した功績は決して小さくないといえます。やる前から結果分かってる自民党の総裁選なんかとっとと片づけて、その後の支持率向上狙いたい安倍さんなら、これはきっとありそうな気がします。

災害列島に暮らす

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20180904_080822992_iOS.jpg 今朝、寝ぼけたままのところに奥さんの第一声「オーサカ、勝ったよ!」「ふぁ???」。テニスが趣味の奥さん、今日は自分も朝から試合に出かけるくせに、4時起きしてWOWOWで全米オープン観てたらしい。

 録画観ると、なんだかS.ウィリアムスが審判と喧嘩して自滅という感じもしますが、日本人初のグランドスラム制覇!素晴らしい快挙には違いありません。これは素直に嬉しい。オリンピックに向けてわが国のいろんなスポーツのレベルがさらに向上していってほしいもんです。

 さて、先週のエントリーで「また台風くるそうです」なんて脳天気なこと書いてましたが、なんと大阪をほぼ直撃したことから、予想外のエラい目にあいました。日中にこれほどの暴風に遭遇したことは記憶にありません。

 すごい風でした。丈夫なマンションの自宅にいても吹き荒れる風の音に恐怖を感じるほどでした。

 当日は朝から警報が出てて、職場は自宅待機指示によりほとんど誰も出勤してませんでした。わたしも昼前にはオフィスをあとにし、自宅に帰りついた頃からポツポツ雨が降り始めたかと思う間もなく見る見る暴風が吹き荒れはじめました。ベランダから外を眺めているといろんなものが飛んで行きます。 

 こんな非常事態時には不用不急の外出は控えるのは当然です。外にいるとアブナイ。しかし、風で飛んだトタン屋根がマンション8階の窓を突き破り、中にいた人を直撃し死亡したなんてニュースが伝わってます。なんという悲劇。自宅にいても安心できないなんて自然災害の恐ろしさを思います。トタン屋根や壁材などのありふれたものが一転、凶器となるわけで、これでは丈夫な家でも避難所でも安全とは言えません。珍しい暴風雨の様子をベランダのガラス戸の側で「すげーな」なんて眺めてた私めがけてトタンが飛んでこなかったのはたまたまのラッキーにすぎなかったわけで、災害時の危機意識欠如を思った次第です。20180905_221606987_iOS.jpg

 先週のエントリーで書いたベランダのアサガオのグリーンカーテンは無残に破壊されました。これはもうネットともどもまとめて撤収するしかありません。残念ながら今年は種を採ることができませんでした。

 台風一過の朝、職場隣の城北公園では折れた大木の枝が散らばり、また文字通り根こそぎ倒れた樹木がたくさん。日頃公園の豊かな緑は実に潤いを与えてくれますが、ひとたびこのような非常事態となると扱いが実に厄介で、公園を管理する大阪市は想定外の出費と作業を強いられ、完全復旧にはおそらくかなりの日数を要するでしょう。

 そして、関西空港の孤立など、最強台風の影響も収まらないうちに今度はなんと北海道で大きな地震が発生し、大規模な土砂崩れや家屋倒壊などの被害が出ました。大雨と地震がほぼ同時に発生ということは、地盤を緩めるダブルパンチです。またまたなんというアンラッキー。被害の状況が明らかになるにつれて人智を超えた自然の恐ろしさをひしひしと感じます。台風と地震、被害に遭われた方々、犠牲になった方々にはいつもながら言葉もありません。本当にお悔やみ申し上げます。20180907_033048282_iOS.jpg

 災害列島に暮らす日本国民は、古来、災害を克服する智恵と勇気と忍耐力を授かってきたということは、これまでにも災害のたびに何回か書いてます。今年のように豪雨、台風、地震と次々に自然災害に襲われると、もう勘弁してよとも思いますが、どっこい日本人はこれくらいではへこたれませんよ。昭和の室戸台風や伊勢湾台風では数千人の犠牲者が出ましたが、同じ規模の今回の台風では死者十数人。社会の習熟、防災意識の高揚と科学技術の進歩の成果が表れています。しかし十数人ではなくゼロにする必要があるのです。

 将来的にメインロールである南海トラフさんの登場が控えています。これを迎え撃つまでに、犠牲者ゼロを達成できる防災強国を実現しなければなりません。日本人ならできますって。

夏の名残り

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 今日は朝から涼しい風が吹き込んできます。気が付けばすでにして9月。小学生たちは2日間のロスタイムも今日で終わり、2学期がスタートします。

 どうも変な夏でした。歴史に残るような猛暑が続いたかと思えば、変な台風がいっぱいやってきて全国各地に甚大な被害をもたらしました。とか思ってたら、今週また来るそうです。今回は「過去四半世紀で最大の勢力」やそうです。なんだか気象庁さん、台風くるたびにいろいろと恐ろしいキャッチフレーズ無理に考えてる気がします。洋画のロードショーみたいですが、これはきっと警戒意識を高めるための策なんでしょう。

 なんとも激しい夏でした。しかし、温暖化だか何だか人類の愚行が地球環境におよぼす影響をこのままのスピードで放置し続ければ、将来にわたってこんな夏が当たり前になってくるのかも知れません。

 夏のわが家では、いつも西側のベランダにアサガオのグリーンカーテンができます。プランタの土に水だけ撒けば種を蒔いてもいないのにマルバアサガオが勝手に生えてきて小さな花が咲くのです。しかし、今年は主体的に「大輪アサガオ」の種を蒔いてみたところ、当初思った以上によく育って、ベランダの手すりは大変な状態になってしまいました。おかげで強烈な西日は効果的に遮られるものの、今年の猛烈な暑さで、日に3回は水やらないと萎れてしまうのです。奥さんがぼやくこと。手すりの上の例年にも増して厚塗りされたアサガオが枯れるのを待って種を集めるころには、秋もすっかり深まっています。

20180824_101839953_iOS.jpg さて、職場にいる旅行が趣味の同僚のことは何回か書きました。イタリア中南米、夏休みには必ず長期の海外旅行に出かけてて、たいがいの国はもう行きつくし毎年旅行先に悩んでいる兼高かおる(古っ)みたいな人です。今年はどこに行くのかななんて、傍でみてても楽しみな、そんな彼女が今年選んだ旅先は中央アジア・ウズベキスタンでした。

 最初聞いたとき、「ウズベク何それ、美味しいの?」と情けない反応の私でも「青の都サマルカンド」と聞けば、拓郎の歌にもあったし何となくシルクロードの雰囲気が漂ってきて納得したようなわけです。

 彼女曰く、イスラム教国で自分たちが訪れてたのがたまたまラマダン中(8月半ばから1カ月間)やったもんやから、ほんとは飲酒はNGなんやとか。しかし観光客に対してはそんなにシビアには求められないらしい。

 旅人たるものやっぱり旅先では、酒飲んで羽目を外してというのがないといけない。国としてもワインも生産してるんやから買ってもらって外貨を稼ぐことも必要ということでしょう。

 で、お土産いただきました。「メルロー」というそうです。ウズベク産のワインなんて初めて知ったけど、癖のないオーソドックスな味わいでなかなかのもんです。喜太郎の「絲綢之路」をBGMに遥かなるシルクロードに思いを馳せながら、中央アジアの青い空と砂漠の雰囲気のおすそ分け、美味しくいただきましたよ。

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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