2018年7月アーカイブ

妙な台風よりも

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 東から西に動く、変な台風が日本列島を横断中です。

 昨夕は恒例の貴船の川床での宴席があり台風の影響が心配されましたが、なんとか雨も風も気にならないうちに家に帰りつくことができました。台風一過の大阪はいいお天気が戻り、セミが鳴き始めました。昨夜の暴風雨の際、このセミたちはどこに避難してたんやろ。kifune.jpg

 さて、最近、社会の動きが激しい。いろんなことが起こって新聞はネタに困らない。事実は小説よりも奇なりで、立て続けに起こる出来事が珍妙な台風よりもよほど面白い。

 通常国会が幕を閉じ、焦点となった働き方改革関連やカジノなどの重要法案は安倍内閣と与党自民党が当初目論んでいたとおりに成立しました。野党は惨敗を喫し、その無能力さを白日の下に晒しましたが、これも当初の予想どおりで、あまつさえ拗ねた子供のように会期中18日間も審議を欠席したことを国民から誹られる始末です。モリ・カケと騒いでみても「いつまで言うてんねん」という世論が耳に届いているのかいないのか、野党最大シンパの朝日新聞も社説で「加計問題も森友問題も決して終わっていない。」とイタチの最後っ屁みたく断末魔の雄叫びを残して白旗を上げました。初めから概ね予想できた展開ではありましたが、まあ情けない話です。

typhoon2.jpg かくして安倍一強は揺ぐ気配なく、有力な対抗候補も出てこない自民党総裁3選へと突き進んでいくのです。

 社会面もにぎやかで、オウム死刑囚13人が処刑されました。リベラル系マスコミは、わが国では8割以上の国民が死刑を支持している状況の中で「死刑反対!」とはっきり書くと反感を買うことからトーンを抑えてます。朝日はかつて、執行を命じた時の法務大臣を「死神」と書いて読者・国民から猛烈な抗議を受け謝罪に追い込まれた黒歴史があります。したがって、今回は反対論者らの抗議を掲載したり、「一方国際社会では...」という論調を展開し控えめに批判的な姿勢を示しています。論調を変えずブレないと評価するよりも、批判を恐れて言いたいことをはっきり言わない姑息な手段に舵を切ったわけで、ここに関しては慰安婦問題での大失態の反省が活かされ多少は利口になったとみるべきでしょう。今回の大量執行を受けて死刑存廃論議が存置派、廃止派それぞれの側からまた提起されそうです。

 また、文部科学省ではまた汚職が発覚しました。裏口入学でおなじみの東京医科大学がイベント講師にJAXSAの宇宙飛行士を派遣してもらえるよう画策する過程で、文科の官僚に接待を繰り返したというものです。「接待されたら収賄」なんて言うてたら、官僚のみならず大半の役人は収賄犯になってしまいますけど、金額が多すぎて単なる接待とは考えられない場合に立件するらしく、総額100万円超えたらアウトらしい。それにしても、職務権限があったのかとか、なんでバレたのかとかよく分からんことも多い事案です。しかも立て続けに発覚しているんで、これはやはりちょっと前に書いたように陰謀の匂いがします。多分、前回同様に見えない大きな力が働いており、気づいた人を次々と... おや、また誰か来たようだ。こんな時間に誰やろ...

猛暑続く

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 まだ7月やというのに連日の猛暑が続いています。 

 気温38℃とか39℃なんてひと昔前なら考えられない異常事態です。もうね、どこの国の話かと。桂 枝雀さん生前、夏の暑い時期の高座で「37℃超えたら体温より暑いんやから、理屈上お互いが抱き合っている方が涼しいということになる」とマクラに振ってたのを思い出します。雪山で遭難した際に凍死を避けるため抱き合って暖をとる話はよく聞きますが、今回の猛暑対策として熱中症を避けるため炎天下で抱き合っている人たちがそこそこで出現するわけです。この場合、抱き合うことによる心理的な相乗効果で逆に体温が上がってしまうことに注意が必要です。国民の安全のため政府はこの点をもっと広報するべきでしょう。mousho.jpg

 冗談さておき、本当に暑い。間違いなく異常気象です。ニュースで酷暑自体が災害と認定されるべきと言うてましたが、同感です。熱中症で全国的に死者が続出しているわけですから、これはもう大規模災害ですわ。

 特にお年寄りや子供たちのケアは細心の注意が必要で、学校でも運動場での授業やクラブ活動などはしばらくお預けになってます。んじゃプールはいいのかというとそうでもなくて、やっぱり熱中症で児童が倒れたりしてる。日陰がないんで、水に浸かってるからといって安心できないんやとか。水温30℃というから、ぬるめのお風呂みたいなもんです。そいやここ数日、職場の手洗いで水道の蛇口に手をかざすとお湯が出てきます。このエネルギーを有効活用する方法はないもんでしょうか。 

 前倒しで夏休みに突入した学校もあるとか。学校の危機管理責任を家庭に転嫁するわけですが、炎天下の通学の危険など考えるとまあ、やむなしか。 

 一昨日帰宅途中、公園の樹々のそばで、麦わら帽子にランニングシャツというレガシーなセミ採りスタイルの男の子を見かけました。「♪もう消えたぁ」と歌ったのは吉田拓郎ですが、なんのなんのまだ残ってるやんと思いました。こどもたち、夏休みが早く始まるとその分2学期の始業も早くなるんやろけど、暑い夏が早くきた分秋の訪れも早いことを期待しましょう。

 今日は高校野球大阪地区大会の応援に出かけるのですが、いっちばん暑い午後の時間帯日陰のないスタンド、さて生きて帰れるでしょうか。

 ちょっと事情がありまして、力仕事をしてまいりました。

 さきの西日本豪雨で土砂崩れの膨大な泥がキャンパスに流れ込み、未曾有の被害を受けた大学でその泥を運び出す作業を応援に今日行ってまいりまして、今時分のブログ更新となった次第です。20180715_011330971_iOS.jpg

 この、山から流れ落ちてきた土砂というのが実にくせ者で、「真砂土」という、粒子がとても細かくて土木工事や園芸で使うのには非常に適した粘土質の土なんですが、望まないカタチで堆積してしまうと何とも厄介なのです。重くて、乾くとまるでレンガを重ねたように硬く固まってしまいます。スコップで掘り返すのは相当な重労働なのです。

 もちろん土砂撤去の主たる作業は大型の重機でガガガッとやってしまうのですが、細かな部分はどうしても人の手でやる必要があります。写真のような駐車場のブロックの隅なんかは遺跡発掘よろしくシャベルでちまちまとやるわけです。

 ところで、この「スコップ」と「シャベル」どっちがどうよということは長年の論争を経て決着がついていません。邪馬台国みたいなもんです。ググってみると公式なJIS規格では、足をかける部分があるものを「シャベル(ショベル)」、ないものを「スコップ」というそうでどっちも大きいのんを指すそうです。で、片手で持って使う例の小さいやつは「移植ゴテ」というそうです。へー、そうなんや知らんかった。けど、関東と関西では大小の呼び名が逆とかも言われてますし、わたしはというとこれまで「スコップの大きいやつ」と「小さいやつ」で意思疎通を図ってきました。「移植ゴテ」なんて聞いたことない。専門的な医療器具かと思てまうわ。img_0-min-1.jpg

 さて、普段力仕事などまったくしない上に気温が体温を上回る記録的な猛暑の中ということもあり、終わったあとは文字通りヘロヘロんなってしまいました。

 おびただしい量の土砂を押し流し人の生活を破壊するのも自然の営みならば、それを跳ね返す意欲と智力と体力を人に与えたのもまた自然の意思やということは、考えてみればおもしろい。さらに、ガテン系のお兄さんたちはこんなことを毎日やったはるわけで、わたしといえども慣れれば連日でできるように...ならんやろなぁ。

悪よのう

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20180705_221044302_iOS.jpg 活発な梅雨前線の活動でものすごい大雨が続いており、特別警報が次々と発令されています。職場近くの淀川も堤防半ばまで水位が上がってます。テレビで各地の被害の状況、避難の中継を視るにつれて、どうか早く収束してくれるよう祈らざるを得ません。昔はいくら梅雨時といってもこんなに滅茶苦茶な大雨は無かったように思います。やはり地球の温暖化の影響でしょうか。

 さて、先週の話題、大方の事前の予想に反して大いに盛り上げてくれたサッカーW杯日本代表が凱旋しました。負けて「凱旋」なんて本来おかしいんやけど、多くの国民に夢と感動を与えてくれたその活躍は理屈抜きに賞賛に値するんであって、文句なしの凱旋ですよ。ヒーローを素直に讃えるのも日本の良い国民性やと思います。

 そんな素晴らしい出来事と時を同じくしてとんでもない事件が、またぞろ文部科学省で発覚しました。組織的大量天下り問題に続く不祥事ですが、今度は東京医科大学が補助金もらう見返りに局長の息子を裏口入学させたというからびっくりです。ある新聞も書いてましたが、まるで時代劇の世界です。

 「お代官様、なにとぞこれで...」echigoya1.jpg

 「越後屋、おぬしもワルよのう」

 「いえいえ、お代官様ほどではありません。」

 「ドワッハッハッハ...」

というテンプレートを、まんまリアルにやってのけたわけです。事実は小説より奇なりと申しますが、ホントに信じられないことが起こるもんです。

 退学不可避となってしまった悪代官の息子が知ってたのかというところが気になります。知ってたとしたらオヤジと同じ穴のムジナのゲス野郎です。バカ親が勝手に画策してたんなら気の毒な話ですが、実際には点数足りなかったらしいんで、たぶん本人も分かってたんやないでしょか。

 しかしながら、あまりにも絵に描いたような悪事の露見で腑に落ちないこともあるんです。今回汚職の舞台となった、私立大学に対するいわゆる特別補助のひとつであるところの「私立大学研究ブランディング事業」とは、「学長のリーダーシップのもと、大学の特色ある研究を基軸として、全学的な独自色(ブランド)を打ち出す取組を行う私立大学の機能強化を促進する」ために補助金を出すもので、その選定に際しては専門家による事業委員会の審査があります。いかな悪徳官僚であったとしても、果たして一存で決定できるほどの権限があったのでしょうか。この点はうちの職場でも話題になりました。おそらく日本中の大学関係者が「?」と思っているはずです。

 陰謀の匂いがします。ときあたかもいわゆるモリ・カケであいかわらず国会が紛糾している中、ひょっとしたら首相官邸が国民の視線を逸らすために、まず日大のアメフトに注目するようマスコミを操作し、そして第2の矢として今度は文部科学省をやり玉に上げるべく汚職を画策したのではないでしょか。文科省といえばあの憎っくきクソッタレ事務次官の狼藉を官邸が簡単に許すとは思えません。

 これは絶対、なんらかの見えない大きな力による陰謀が働いているに違いありません。そして恐ろしいことに、このカラクリに気がついた関係者は、闇の組織によってこれから次々に葬り去られていくのです。

 さらに言えば... おや、誰か来たようだ。こんな時間に誰やろ...

CDラジオでバタバタ

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 CDラジカセというガジェットがかつてのポップカルチャーとして普及しておりました。その後音楽の楽しみ方にデジタル技術が浸透するにつれて「ラジカセ」から「カセ」が消えて、今ではCDラジオと呼ばれてるみたいです。

20180612_124145000_iOS.jpg 中学生時代に初めて買ったラジカセのことはかつて詳しく書きました。それとは別に最近まで大きなCDラジカセ1台持ってまして、これももう四半世紀以上前に買った当時トレンドやったでっかいやつです。まあ、かさ張ること。カセット部分は壊れて動かなくなっており、もっぱらCDプレーヤーとして使ってました。ベッドのそばに置いて寝る前に落語やBGMを聴いてたんです。そして、先ごろ壊れました。

 御寿命でございます。長年の経験からしてこの種のギアは壊れるとしたらメカニック部分で、電子制御関係が壊れることはほぼありません。このCDラジカセもしかりで、テープの駆動部分が動かなくなった後もCDの再生は支障なかったのです。ところがそれも限界があったようで、再生が不安定になり、どうやらディスクの情報をまともに読めなくなったようです。完全にアウトということでお役御免となりました。長い間ご苦労様。

 で、早速「おやすみミュージック」用の後継機を買うことになったわけですが、だいぶ前にCDオーディオを買った際と同じで、CDラジオにしても機能の進歩はまさに隔世の感があります。まず、再生するデータの入れ物がUSBだのSDカードだの、つまりはより小さくて扱いやすいデジタルメディアへと変貌を遂げています。音楽の販売方法がCD屋さんからダウンロードへと移行して久しいわけで、再生機器もそれに対応してきたわけです。20180630_230220001_iOS.jpg

 例によってネットでいろいろ勉強してからヨドバシの通販で買ったのが写真のSONYです。CD、USB、SDカードから再生できます。意外なことにカセットテープを再生できるいわゆるラジカセの製品もまだたくさんあったのですが、悩んだ末にこの際カセットテープとは決別しました。いまだ山のようにとってあるカセット、近年そのほとんど聴くこともなくなってるんで、もういいかと。もし、何らかの事情で必要となった場合はCDカセットデッキの出番となります。

 試しに、ベッドの枕元に50枚以上置いてあった枝雀さんのCDをパソコンでmicroSDカードにダビングすると、山のようにかさばっていたCDが小指の爪ほどのカード1枚にまるっと収まってしまいました。技術革新の進歩をしみじみ思ったしだいです。

 さて、その後しばらくこの新参のギアでもってクリアな音楽や落語など楽しんでいたところ、ふと気がつきました。

「この機械、なんだか温ったかい」

 蓋開けてCDを載せる部分に触れてみると、電源入れてないのにほのかに熱をもっています。電源コード抜くと冷めます。普通電化製品はどんな機械でも使用時には発熱します。しかしひとたび電源スイッチを切ったら完全に冷えるはずで、温かいままということは、どこかの部品に不適正な通電があることの証です。これはおかしい。ていうか怖い。いつか煙か火を噴くんやないかと思うと安心して使ってられない。ましてやベッドのそば、頭のすぐ隣に置いて眠りながら使ってるんで、突然発火すると命にかかわる事態です。

 すぐにSONYにメールして状況を説明したところ「とりあえず預ります」ということになり、配送の人にとりに来てもらったのが先々週の日曜日。でその週の金曜日に連絡があり「特に異常ありませんが。」 ???

 「そんなはずないす。そうやとしたら、うちの家の電気関係がおかしいか輸送中の衝撃で治ったことになるやん。もっとしっかりチェックしてください」で、先週月曜日に再び連絡もらって「やはり指摘の症状は確認できません。今回は一応交換させてもらいますので、新しいのんでご確認ください」とのこと。

 新品の同じ機械が送られてきました。使ってみるとはじめのんとは違って熱くなったりしません。新品交換という速やかな対応には納得しつつも、んじゃ始めのんは果たして故障してたのか、はたまたわたしの勘違いやったのかという点は永遠に謎として残りました。ま...いっか。

WELCOME

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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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