2018年3月アーカイブ

最強の美少女

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 昨日からいいお天気が続いてます。しかし、先週からずっと体調がすぐれず今日も休養に徹してます。熱がでてないんでインフルではないようですが、どうも身体がダルい気がして動くのが億劫になってます。まれにこういうことがあります。お医者様に行くほどでもないし、いつもしばらくおとなしくしていればすっかり元気になるのです。たぶん疲れが溜まってるのでしょう。歳相応ということか。IRENE.jpg

 世間では桜の便りがしきりです。今年はどうも例年より早そうで、花見の段取りもなかなか大変で、早く散ってしまうと予定どおりにこなせないかも。しかし、毎年花があろうと無かろうと宴会で騒ぐ、という目的がブレることはありません。忙しくなりそうです。

 そんな麗らかな春の日差しの中、相変わらずテレビは「森友」ばっかしで、国会はいいかげんに仕事しろよと言いたくなります。野党の議員連中が牢屋に入ってるカゴイケに会いに行ったとか。1年前は「稀代のウソつき、詐欺師」とこきおろしてたくせに、安倍政権攻撃に利用できると分かったとたん、三顧の礼を尽くしてお話を伺いにのこのこと出かけていくという、野党議員のバカさ加減にはつくづく呆れてしまいます。佐川前長官の国会召致を今週やるそうです。とっとと決着して議員センセイたちには本来のお仕事に勤しんでほしいもんです。

 さて、先日上京して中央線の駅で電車待ってるときに目についたポスターです。東京の国立新美術館で開催中の「ビューレル・コレクション展」、目玉はルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンベール嬢の肖像」。これは、だいぶ前に大阪でルノワール展があった際、わたしも実物を見たことがあるのです。ブログでもちょっと触れたことがあります。気になったのはこのポスターの「絵画史上最強の美少女」というコピーです。美少女に「センター」とルビ振ってます。これは、思わず「うまい」と唸ってしまいました。ルノワールの代表作というよりも肖像画史上の最高傑作にして人類の至宝というべきこの作品、まさに「最強」です。そして「センター」と読ませることで、単なる美少女ではないその圧倒的な地位を現代の若者層にも強烈に訴えることに成功しています。うまい。IRENE2.jpg

 ところが、しばらく経つとこのコピーが賛否いろいろ言われていることが話題になってると知りました。曰く「傑作絵画をAKBなんかにこじつけるのはけしからん」だの「美少女がかならずしもセンターとれるわけではない」だの「戦うわけでもないのに最強って何よ」とか。絵画マニアの頭の固い連中から、アイドル追っかけのオタクまで幅広い層からいろんなこと言われだしたそうです。再び、思わず笑ってしまいました。このコピーに難癖つけてるあなたたち、見事にポスター作った人の術中にはまってるやん。

 文句言うなら観に行ってからにしましょうよ。ひと目見たらその凄さに圧倒されてポスターのことなんかどうでもよくなるから。書いてたらまたホンマもん観たくなってきました。次、東京出張のときに寄ってみようかなっと。

目標ハッキリと。

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 一昨日、なんだかどうもからだがだるいなあと思いつつ、仕事で上京したものの、家に帰ってから案の定少し熱が出てきました。「しもた、インフルの軍門に下ったか」と思いましたが、一晩寝たらなんとか熱は下がりました。行きしなは暖かい雨降りで、雨が上がった帰りはすっかり寒くなってたりで、疲れが溜まってたところにちょっとこたえたかなと思いつつ、週末のいいお天気を無駄にして静養を決め込んでいます。新幹線の中で折り傘干したりしたバチが当たったかも。友達からは「おっさんやー」と一言。おっさんですが、何か。20180316_064839000_iOS.jpg

 さて、案の定といえば、安倍内閣の支持率が急落し政局の先行きが混とんとしてきました。朝日新聞のスクープに端を発した森友の新展開は、マヌケな財務省の忖度がアダとなり安倍政権の存続をも揺るがす事態に移行しつつあります。テレビでは「アッキード事件」とか「森友ゲート事件」なんて言い方を始めました。首相からの財務省の許認可に対する不適切な介入事案という構図にしたいということです。朝日はじめ主要紙は攻勢を強めどんどん続報を打ち、政権は防戦一方といったところ。

 安倍さん、財務省がまさか書類の書き換えするなんて思ってもいなかったから「自分や妻が関係してたら議員も辞める」なんて強気の発言できたわけですが、どうも財務省のボンクラ連中のふるまいによって、妙なことになってしまった。先週は財務省が書類の書き換えを認め、今週は佐川元理財局長の国会召致が行われるそうです。たぶん「全部私の判断でやりました。悪いのは私であって政治家さんたちは何にも知らないことです」という話に終始するんやろけど、もし「大臣からいわれてやむなく」なんてこと言い出すとまた話がややこしくなります。

 安倍さん、ここはひとつ佐川と昭恵夫人の国会喚問やって自分には何にも関係ないところで勝手に動いてたってことをはっきり示した方がいいように思います。その結果、麻生財務大臣と財務事務次官を更迭して終わりにすると。でないと、こんなしょーもないことで自身がやりたい政治課題の実現に影響が出ることは本意ではないでしょうよ。

20180318_003716159_iOS.jpg 野党も左翼系マスコミも、そこまでやればもう御の字ですわ。それ以上の、たとえば安倍さんの辞任まで叫んで追及やめないとなれば、それはそれで国民の反発を招いてせっかくの今回のカウンター勝利が無駄になります。なんせ国民は朝日新聞の性根はよく知ってるんやから。目標をどこに据えるか。仕事でもなんでもこれが大事です。

 今回のドタバタで思い出したことがあります。もう何年の前になりますが、くだんの財務省がまだ大蔵省やったころ、「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」というのんがありました。簡単に言うと大蔵省の官僚が銀行からいろんなお店で接待受けて検査に手ごころを加えたという、要は汚職事案でした。

 トップ省庁の大スキャンダルとなり、大蔵省解体のきっかけにもなった事件です。当時の三塚大蔵大臣は責任とって辞任。まさにそのタイミングでわたしは「辞めるべきは看板に過ぎない大臣やなくて事務方のトップやろ」と朝日新聞に投書したところ「採用して掲載します」と連絡もらったのです。ところが、電話があったその日の晩、テレビで「大蔵事務次官辞任」のニュース速報が流れました。結果、投書は掲載されず、あとで朝日から「あなたが投書に書いたとおりになりましたんで差し替えました」ってお詫びの連絡がありました。辞任の表明がもう一日遅れてたら、わたしの投書が載ってたわけで、採用回数1回損したということで今でもよく覚えてます。

 その後も折りに触れて投書は書いてて、書いたときはほぼ採用してもらってたけど、ここ何年かはついぞ書いてません。アッキードがもっと面白くなってきたら、また始めてみよかなっと。

スクープ!

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 今日もいいお天気です。早朝から近所を散歩してきました。空気は冷たいものの麗らかな日差しはどんどんと近づいてくる春を感じます。ベッドでかけ布団の下に入れてた毛布が要らなくなり、花粉症のうちの奥さんはそろそろご機嫌が悪くなってきています。かわいそうですね。代われるものなら代わってやりたいわ、ホホホ。

 さて、安倍首相と仇敵朝日新聞のバトルが新たな局面を迎えています。答弁の中などで朝日新聞の誤報対応をおちょくってた安倍さんに対して、朝日が例の森友問題で効果的なスクープを打ち、強烈な反撃に出ました。野党はここぞとばかりに朝日の尻馬に乗って、国会審議拒否なんて不埒な振る舞いに出てます。なんだか面白くなってきたと思ってたら、今度はいきなり国税庁の佐川長官が辞任しちゃいました。国民の怒りの追及に耐えられなくなった模様です。20180309_141339215_iOS.jpg

 ちょっと前まではもう一方の加計学園問題で騒いでいた朝日ですが、結局「問題」なんて何にもなかったことがバレて国民にすっかり愛想つかされ、どうにも旗色悪くなってきてたところに今回、起死回生カウンターの一発です。

 財務省が国会に提出した森友関係の記録書類について、当時の佐川理財局長が「関連書類は捨てちゃってもうないど」って言っていてたのに後から「やっぱりありました」ってことで、財務省に対する国民の不信感が募っているところに、今回のスクープでは、その提出した書類が事前に都合のいいように書き変えられてたということです。

 ほんまかいな、いくら何でも、と思っていたところ財務省は昨晩「書き換えはあった」と認める方針なんてニュースが伝わりました。これはえらいことになった。国会に提出された書類が書き換えられてたなんてことになると、これはもう犯罪行為です。ひとり佐川の辞任でケリが付くとは思えません。よくって麻生財務大臣辞任、下手すると安倍政権そのものに影響する事態です。さらに面白くなってきた。

 朝日は国会に提出する前の、つまり書き変え前の文書を手に入れたということですが、よくそんなことができたもんやとその取材力には素直に感心します。そんな実力があるのに、吉田慰安婦事件ではなんであんなヘタをこいてしまったのかと突っ込みたくなります。

 まともな取材でそんなものが手に入るわけがないので、財務省内に協力者がいたことになります。どこの誰ということは取材源の秘匿で朝日は絶対にバラさない。役人の中にも安倍ちゃん嫌いという人がいたというわけで、今後は財務省内の犯人捜しが行われるのでしょうか。年度末のただでさえ忙しい時期にどうにもご苦労なことです。財務省は今回とんだマヌケを演じたもんです。しっかり仕事しろと言いたいわ。

 ところで、仮に今回のスクープを掴んだのが産經新聞やとしたらどうなってたでしょう。真実を報じる使命に燃えて安倍首相に不利な事実をあえて記事にしたでしょうか。それとも、いくらスクープとはいえ野党や憎っくき朝日新聞に利するような記事は書かずに捨てちゃうのでしょうか。変なところが気になります。

 どうでもいいとこに興味が湧いてきた今回のドタバタですが、週明けには何らかの動きがありそうで、面白いのはこれからです。事態の推移をしっかりと観ていくこととしましょう。

 少しずつ暖かくなってきてんのかいなと思てたら爆弾低気圧が北日本を通過し、数十年ぶりの猛吹雪に見舞われたのが先週のこと。うって変わって今日はずいぶんと暖かくなりました。ところが今週はまた寒くなるとかで、三寒四温の時期を経て本格的な春の訪れはもう少し先のようです。

20180304_015744606_iOS.jpg さて、大阪市は今、2025年の万国博覧会の開催地招致活動を進めています。それに関連して、「2025万博『大阪・関西に来てや!』プロジェクト in 千林商店街」という企画が昨日ありまして、これに参加してまいりました。大阪商工会議所と千林商店街の共催です。

 オリンピックの開催都市を国際オリンピック委員会が決定するように、万博を「次、どこでやろっかな~」と決めるのは博覧会国際事務局(BIE)という団体やそうです。パリに本部があるとかで、このBIEが今回の候補地の視察のため大阪に来るってことになってて、そのタイミングに合わせてイベントを開催し、「大阪、こんなに盛り上がってまっせ~!」をアピールするために、昨日のイベントは行われたのです。

 2025年の万博には大阪のほかロシアのエカテリンブルグとアゼルバイジャンのバクーが立候補してます。バクーは大きな油田があることを高校時代に習いました。実はフランスのパリも手を上げてたんですが、懐具合が厳しいとかで先日立候補を取り下げました。パリは2020年東京五輪の次、2024年のオリンピック開催が決まってるんでまあ、確かに2年続けてはしんどいのかと思います。これで大阪の当選確率がグッと上がりました。

 さて、イベントは決起集会に続いてマーチングバンドのパレードが商店街を進み、誘致ムードというよりお祭りムードがいやがうえにもは盛り上がり、想定通りの効果があったように思います。同時に100円均一の商品をたくさん特売する「100円商店街」などの企画も実施しました。商店街としては、7年先の万博による経済効果もさることながら、今日の盛り上がりで商売繁盛をという思惑です。大変な人出でみなさんホクホクでした。20180304_025540528_iOS.jpg

 このパレードでは、1970年の大阪万博の際にパビリオンのコンパニオン(当時は「ホステス」と呼んでました)が実際に着ていたコスチュームを着たモデルたちも行進しました。レプリカではなく実物やそうです。公式な保存資料ではなく、ある万博グッズコレクターが保存していた逸品なのですが、よくまあ残ってたと思います。この方、全部で40着ほど所持しているそうです。スゴ。

 前回の大阪万博といえば、48年前ですからリアルタイムで知ってる人は50代後半以上の熟年層だけということになります。わたし8歳、小学校3年生のときでした。行きましたよ、母に連れられて。阪急電車が千里丘陵の万博会場に近づくにつれて車窓に現れた巨大なパビリオン群を目の当りにし、胸ときめいたものです。開場内そこここで見かけた当時珍しかった外国人の姿、アメリカ館、ソ連館入場待ちの長蛇の列。今でも鮮明に覚えています。最近は新しいことを全然覚えないのに、やはり幼き日々の記憶はすごいと思います。

 昨日、会場での主催者あいさつにもあったのですが、70年の大阪万博の頃わが国は高度経済成長の真っただ中、日本中にワクワク感が満ち溢れてとてつもなく元気な時代でした。インターネットもスマホもない時代を国民みなが何らの不自由を感じずに、決して豊かではないけど充実した日々を送っていたのです。そんな頃に、素晴らしい未来の生活を彷彿させるEXPO'70という実にタイムリーな、それも世界規模の大イベントが絶妙のタイミングで開催されたことになります。当然のように日本中の人が万博会場にわれもわれもと押し寄せ、結果的に半年間の会期でのべ入場者数実に6,400万人という、日本史上空前にして絶後のイベントとなったのです。20180304_025614582_iOS.jpg

 その後もわが国は1985年つくば科学万博、1990年大阪花と緑博、2005年愛知万博と国際博覧会を経験してきました。どれもそれなりに盛り上がって成功裡に終わってはいるものの、やはりそのインパクトにおいて「1970年のコンニチワ」には比べるべくもありません。

 仮に2025年、首尾よく大阪開催に決まったとして、「連れてって~」とせがむ子供たちの数が70年当時の半分以下に減っており、また今や娯楽の選択肢も当時の比ではないので、再び日本国民の半数以上が会場に足を運ぶような事態にはならないとは思います。しかし、あの元気がよかった70年代の社会に満ち溢れた高揚感が得られるとするならば、今の日本の閉そく感を打ち破ってくれる期待もまた大きいのです。

「東京でオリンピック、大阪で万博」の夢よ再び。

WELCOME

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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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