鎮魂の日に

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 今日もいいお天気です。
 
 日曜日はどこかに出かけようかと思いつつパソコンで書き物してたのは2日前のこと、突然その瞬間はやってきました。
 
 何年かに一度必ず訪れる、PCのクラッシュです。突然エラーを告げるメッセージが現れ、強制的に再起動が始まるのは、ままあること。「ああ、またか」としばらく待ってると勝手に再起動して何事もなかったかのように機嫌よく動きだすのがいつものことなのですが、この時は違いました。再起動しても正常にWindowsが始まらず、「復元をしようとしてます」という意味のメッセージが表示され、しばらくすると結局「ダメでした。あきらめてね」という意味のメッセージに変わり、電源切るしかありません。
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 以前からどうも調子悪く、ハグったり落ちたりが増えてきて、「そろそろかな」と思いつつ頻繁にバックアップをとりつつだましだまし使ってたので、さして慌てませんでした。悟ってます。3・11鎮魂の日に何らかのチカラが働いたのか、何年かに一度のクリーンインストール行うこととなりました。
 
 従って今日、日曜日はその作業のためお出かけはできなくなりました。いいお天気やのに残念。今、ブログの更新はmacbookでやっております。
 
 さて、森友問題。小学校の開設は不認可となりそうなんで、理事長は申請を取り下げることとなりました。それはそれで、やっぱりなぁというところですけど、よく考えてみると、今回の大騒ぎは、国有地の超お買い得払下げ問題が露見したことからこの学校法人と理事長の胡散臭さが一気に拡散し、設置認可申請に虚偽事項がわらわらと出てきて、結局なんだかんだでとても認可できないとなったわけです。
 
 もし、きっかけとなった払下げ疑惑が発覚してなければ、さほど問題になることもなく認可されてた可能性が高かったのです。まあ、結果オーライでひとまず、よかった。
 
 今回不認可となったのは、申請書にウソばっか書いてるやんかという、あくまで不適切な申請内容を理由とするものであって、極めて排他的、国粋主義的色彩が強いこの学校の教育方針そのものが不適正と判断されたわけではなく、また政治家にわいろ使って、便宜を図ってもらおうとしたやり方がまずいと判断されたからでもありません。
 
 そもそも私学教育は、どんな学校でも「こういう教育を行いたい」という設置者の思い、つまり「建学の精神」を実現するために設立するものです。その理念は設置者の考えに基づいてそれぞれであって、たとえそれがキリスト教や仏教の教えに基づくものであっても、またイスラム教であっても、極端なはなしカルト教団の教義をいただいたものであったとしても、申請に必要な要件さえ備えていれば国や都道府県の審議会は認可の答申を出さなければなりません。
 
 今回の森友学園であっても、日本人の誇りを前面に打ち出した教育をやりたい、という理念に基づいて学校の設置を模索したという、その点においてはなんら責められるいわれはないわけです。しかしやり方が杜撰で姑息で下手くそやった。
 
 戦後の民主主義日本では明確に否定されている教育勅語を児童に暗唱させるなんてことはあってはならないし、その教育方針が受け入れられる余地は甚だ少ないと思います。仮に、ことが露見せずこの学校が首尾よく開設されてたとしても、多くの児童を獲得できるかというとはなはだ疑問ではあります。
 
 しかし、そのことと、理念に基づいて自分の目指す教育を行う自由を規制することはあくまで別問題やということです。

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