トランプはどこまで

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 今日は朝から雨が降ってます。昨晩は中学校時代の仲間たちが久々に集まり遅くまで延々と宴会が続いていたようなわけで、今朝はゆっくりと起きだしてまいりました。お天気の悪い日曜日、完全休養日としゆっくりとブログの更新を楽しむことといたしましょう。
 
Trump.jpg アメリカのトランプ大統領が、指定した特定のイスラム教国家からの旅行者の米国入国を制限する大統領令を出したところ、裁判所から憲法違反として差し止められました。やろうとした政策が司法から「ダメ」と言われたわけです。
 
 今回の渡航禁止は人を宗教でもって差別することになるので、まあ差しとめは当然ちゃ当然なんやろけど、トランプは大統領選挙戦で一貫してこの政策を主張していわば公約になってて、それを忠実に実行したところ、司法からストップがかかったと。なんだか妙な感じです。
 
 憲法違反であることは選挙中にもわかってて、トランプがそんな憲法違反の政策をやることもわかってたわけで、そんならなんで大統領に選んじゃったのということです。
 
 つまり、基本的人権の尊重と公の安寧秩序の均衡をどのあたりにもっていけるかということになるんでしょうけど、それよりも前から言ってるように、報道ではトランプに対する批判ばかりが目立ち、米国民のほぼ半分がトランプを支持している事実はみごとにスルーされてるわけです。サイレント・マジョリティの声はほぼ無視して、批判ばかりを目立たせて世論を誘導するメディアのいつもの手口です。今回の大統領令でも多数派の声はあまり伝えられません。憲法遵守が大事なことはわかるけど、それでもイスラム教徒は勘弁してよという、米国民の半数の思いが実現するかという話なのです。それをトランプが端的に代表して提起したにすぎません。自由の国アメリカにおいて国民の意識が変容するほど、テロの脅威が大きくなってきたことを示しており、不気味な気がします。
 
 一方で、お隣の韓国では大統領が弾劾訴追され職務停止となってますが、こちらは大統領に選ばれたあとに好き放題狼藉を働いていたことがばれた結果であって、さすがにそれでも大統領を支持するよという人はほとんどいないありさまです。それでも朴槿恵は自分からは辞任はしないと。辞めちゃうと訴追されて、下手する刑務所行きとなるのやから当然です。選んだ人が悪いと言ってしまうと身もふたもないけど、まあ、そういうことです。人は権力を手に入れると、いかな聖人君子であろうと腐敗していくもんです。
 
 トランプはこの調子でどこまでいっちゃうのでしょうか。米国の歴史上、弾劾で罷免された最初の大統領になるかも知れません。それはそれでおもしろいとも思いますが、安保や経済面で日本への影響は勘弁してほしいもんです。

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