ポリティシャン集団

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 今日は土曜日ですが、仕事の関係で出かけてきました。季節は粛々と進み、進み、おっと進みすぎです。今週はなんと東京で積雪があったとか。11月の都心の積雪は観測の歴史始まって以来といいますからスゴイ。地球温暖化ってホント?と思いたくなります。

 明日日曜は法事で朝早く上京するので、土曜の夜更けにブログ更新しております。政局についてです。

 英語でポリティシャン"politician"といえば政治屋と訳されます。政治家"statesman"に対する言葉で、軽蔑の意をこめて使うそうです。米国の時期大統領選挙においては「ポピュリズム」という言葉がよく使われました。本当に国家の平和や持続的発展そして国民の幸せを考えて政策を考えるのではなくて、目先の利益を大衆の鼻先にぶら下げて刹那的な支持を得ることで対立候補に勝とうとする行為のことです。saiketsu.jpg

 トランプ氏の勝利が必ずしもこのポピュリズムに基づくものというつもりはありませんが、その選挙戦に際して既saiketsu.jpg存の秩序を口さがなく批判し、普段言いたくても言えない人たちの言いたいことを代弁することで支持を広げていったことは事実やったわけです。

 翻ってわが国の政治屋さんたちをつらつら眺めるに、今週の衆院厚生労働委員会で、委員長が年金制度改革法案を採決しようとしたところ、民進党のセンセイたちが議長に詰め寄り「年金カット反対!」とか「強行採決反対!」なんて書いた紙で委員長の顔を隠したり、マイクを奪ったりとかいう狼藉を働きました。よく見る光景ですが、これぞポピュリズム「大衆迎合」の極みです。

 民主主義の頂点ともいうべき国会の委員会で、法令に基づいて適正に行われている審議においてその採決手続きを物理的に妨害したのです。つまり民主主義を暴力でもって排除しようとしたわけです。さすが、暴力革命政党の日本共産党と選挙協力しようかという民進党ならではの所業です。

 民進党の前身である、かのお笑い集団民主党は、政権の座にある間に国会や委員会で実に20~30回の強硬採決を行いました。その政権の短さに比して格段に多いわけです。そんな黒歴史をまったくなかったこととして今、強硬採決反対を白々しく叫ぶ神経はおよそ理解できません。

 年金改革に関する法案は、アベノミクスの先行きに不安が見える中で国家財政の健全化と将来の財政確立のためには苦しいけども避けては通れないのですが、国民の痛みを伴う政策であって、現政権にとっては事実苦しいところではあります。しかしそれを奇貨として、対案も示さず「国民の皆さん、年金減らされたらいやでしょ?」と有権者にへつらってわざとらしく反対を叫んでみる。「こんなに頑張ってますよ~見てますか?」とでも言いたげにプラカードを持って会議場で暴れまわる。ゲスの極みです。これを評して「田舎のプロレス」と言った自民党の某議員が逆に「プロレスに失礼でした」ということで発言撤回して謝罪なんて話もありました。同感です。こんな猿芝居と一緒にしたら、プロレスにものすごく失礼です。

 民進党よ、年明けの総選挙を控えたこの時期、なんとか党勢を盛り返そうとするならば、暴力でもって議場を支配しようとするその情熱を、蓮舫党首の二重国籍疑惑をきっちりと清算することに費やした方がはるかに効果的やと思いますがいかがでしょうか。

 支持率一割台の泡沫政党の断末魔の叫びを聞くようで、なんだか悲しくなってしまいます。日本は国際社会から「経済一流、政治は二流」と言われて久しいですが、いつまでこんな体たらくが続くのでしょうか。自民党に対峙できる勢力の出現は、もはや諦めるしかないのでしょうか。

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