若冲とフェラーリ

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 伊藤若冲、観てきました。
 
 今年は生誕300年とかで、あちこちで繰り返し若冲の展覧会が開催されてます。そのうち、京都市美術館の「生誕300年若冲の京都」と題されたのんに行ったわけで、めずらしくうちの奥さんの発案です。近年NHKが特集番組をヘビーローテーションするうちに感化されちゃったようです。
 
 伊藤若冲は江戸時代の京都の人で、青物問屋の長男やったけど商売にはまるで感心なくて絵ばっかし描いてたとか。超絶した技巧や奇抜な構成でもって現代になって評価されて、高い人気を誇ってます。
 
 わたしはといえばよく知らなくて、キンキラキンの鶏の絵ばっかし描いたヒトぐらいに思ってました。しかし、今回行ってみたところ、そんな「ザ・若冲」といった感じの豪華な作品はあまりなくて、いわゆる墨絵っぽいのんが多い。多い、多い!
 
 作品数の多さに圧倒されます。若冲さん、本業はほかにあって絵を描くことを生業にしていたのではなかったそうですが、夥しい数の作品が展示されてます。仕事しないで絵ばっか描いてたことになるわけで、お金持ちやったということでしょうか。妙なところに感心してしまいます。
 
 奥さんも「ザ・若冲」期待で出かけたからちょっと不満なご様子でした。せっかく行くならその人の極め付けの作品を堪能したい。CDアルバム買うならまずベスト盤、というのと同じ理屈です。しかし、展示されている作品の多くも、じっくり見るとやっぱり上手い。構図がいい、デッサンが正確で緻密、なにより線がキレイ。一流はやっぱりすごいと感じた展覧会でした。
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 ところでこの日、み終わって美術館出てくると、すぐそば平安神宮の参道にすごい数のフェラーリがズラッと並んでました。よく知りませんがいろんな種類のんがあります。みなピカピカで、京都ナンバーはありません。かといって全国各地のフェラーリのオーナーが声かけあって「そうだ、京都へ行こう」と集まった、というわけではなさそうです。イタリア語を話すスタッフと思しきおにいさんが運転して移動したりしてたんで、何かのイベントの準備中やったのでしょう。奥さんはクルマよりも、シュッとしたカッコいいイタリア人スタッフ見てきゃあきゃあ言ってます。
 
 壮観です。一台ン千万円のスーパーカーが数十台。いったい総額いくらになるでしょう。ちょっと移動させるだけでもエンジン始動させますが、その音がすごい。タイヤが4つ付いてて人が乗って走るらしいから、まあこれはクルマっちゃクルマなんですけど、我々のよく知るいわゆるクルマとは別ものやと思いましたよ。

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