2016年7月アーカイブ

ふざけるな

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IMG_6791.jpg いつものようにまったりとした日曜日の朝です。暑さが本番を迎えつつありますがまだ7月。本格的な夏はまだまだこれからです。
 
 先週は久しぶりに仕事で上京しました。街角でそこいら中に現れるポケモンはおいとくとして、夏の都内でいつも気が付くことがあります。大阪も東京もセミの声が喧しいのは同じですが、大阪はクマゼミのシャンシャンシャンシャン…一方東京はミンミンゼミのミ~ンミ~ンミ~ン…。かつてクマゼミなんて関西にもいなかったのに、温暖化につれて北上し今や大阪ではこのやかましいクマゼミに席巻され、アブラゼミなどほかのセミをあまりみかけなくなりました。
 
 私が育った山峡の小さい町では、夏の夕暮れにはきまってヒグラシの切ない鳴き声がこだましていました。最近、聞いていませんが果たしてふるさとではいまだにあの夏の夕暮れの雰囲気が残っているのでしょうか。近々訪れてみたいと思います。
 
 さて、つい先日、フランスでのテロのことを書いた矢先、なんと、この日本でとんでもないテロが発生しました。
 
 障碍者施設で19人もの命が奪われるという、前代未聞の大参事です。先日は「手口と標的が多様化してテロの恐怖が徐々にレベルアップしている」と書きました。武器がなくてもトラックさえあれば大量殺戮が可能となった事態を言ったです。しかし今回のテロはさらに想定外の事実を示してみせました。すなわち、被害者が不特定一般市民ではなく、さらに無抵抗の弱者であれば、凶器が貧弱でもトラックすらなくても大量の殺戮が可能であるという点です。
 
 日本は極めて治安がよく、このような凶悪犯罪は起こりにくいといわれていただけに、海外でも驚きとともに伝えられたとか。同感です。日本人は他人に迷惑をかけないことを幼少期より徹底されています。日本でしつけとはこの精神を植え付けることです。歩いていて誰かとぶつかったら、状況の把握より先にまず謝ります。韓国IMG_6798.jpgではぶつかったときに謝るなんてありえないそうです。痛いのはお互いさまなんやからどちらも謝る必要なんかないという論理です。理屈はそうでもなんか違うやろと。双方の国民性が現れています。
 
 障碍者なんか殺してしまった方がいい。犯人が幼少期より長ずるにつれて今日までにそんな思いを抱くに至るには、いったい何があったのか。自分がいま生きていることを自分だけの能力、努力の結果と勘違いするまでにどのようなしつけを受けてきたのか。それでも日本人かと。まったく無抵抗の被害者を次々に、まさに次から次へと、黙々と作業をこなすように傷つけ続けた。それはまともな人間にできることでは断じてない。ふざけるなといいたい。やってもいい犯罪なんてないことはもちろん分かったうえであえて言いたい。どんな悪人でも悪魔でも、どんな悪行があるなかでも絶対に絶対にやってはいけないことがあるだろうと。悲しい。悔しい。ふざけるなと。
 
 蛮行を100%防止することができないことは分かっています。実はやろうと思えば誰だってできるのです。思わないだけです。従ってこのような悲劇を繰り返さないためにできることは「やろうと思う人をださない」ことにつきます。教義に沿って他者を傷つけることを肯定する宗教や暴力革命を肯定する社会的な政治集団などを排除する必要があるのです。日本には合わない。わが国の優れた治安と、伝統的に他者を思いやる精神風土を後世に伝え世界平和に貢献するために、われわれは人間形成、しつけ、教育の重要性をいま以上に認識するべきです。

退場すべし

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 本格的な夏が訪れ、ベランダのアサガオもすくすくと天をめざしています。朝の通勤電車に私立小学校の児童の姿がなくなり、代わって公園に早朝からセミ取りする子供たちが現れます。毎年同じ夏休みのスタートですが、今年ちょっと違うのは、先週から例の「Pokémon GO」の配信が始まり日本中大騒ぎになっていることです。街中では歩きスマホの人が増殖しています。確かにこれはちょっと危険ぽい気がする。しかし、当然ながら自他ともに認める超ミーハーなわたしとしては世の風潮に遅れることなどあってはならないのであって、早速iPhoneにインストールしてすでに数匹捕まえました。しかし、さて何が面白いのだろう。それがわかるまでもう少し使ってみようと思います。
 
pokego.jpg さて、リオ五輪の開催までカウントダウンが始まりましたが、ブラジルったら準備間に合うのってことで世界中がやきもきしている一方で、さらにとんでもない事態が勃発しました。ロシアの組織ぐるみのドーピングです。
 
 陸上競技界だけでなく大半の競技で検査機関の不正に政府が関与していたことがWADA(世界反ドーピング機関)の調査報告で明らかになったのです。国家が不正に手を染めていたわけで、これはもはや救いようがありません。
 
 普通、ワルモノを取り締まるのは国家権力の役目であって、まれに警察や検察に悪人がいたとしてもごく一部で、組織全体としては一応正義の名のもとに社会秩序を維持しているもんです。「国は正しい」ことによって社会は成り立っているのです。ところが国自体が悪事を行うとなると社会存立の根底が崩れ去ります。北鮮のように独裁者の洗脳によって国民がだまされて悪事を働くことはあっても、一部独裁者のみならず、多くのスポーツ関係者が組織的に不正に関与していたとなれば、これは北朝鮮や中国よりもはるかにたちが悪い。
 
 IOCは陸上競技選手のリオ五輪への出場を認めない方針を出しました。当然のことです。これに対してロシア政府はIMG_6781.jpg「不正をやってない選手もいるんやから、全員というのはおかしい」と主張していますが、この理屈はムリというもの。オリンピックは国家単位で参加するものです。今回はロシアという国そのものが「ワルモノ」であることが明らかになったのですから、その国の選手は国際社会に対して責任を負う必要があります。潔白な選手がもしいるとすれば、個人対自国政府という構図でその責任を追及すればよいのであって、善良な国際社会と世界中のアスリートには何の関係もないことです。組織的にドーピングを行うような汚れた国の選手と同じフィールドで競うことなど考えられない、およそ迷惑な話です。
 
 プーチン大統領は「政治によるスポーツへの干渉である」と斜め上の反論をしているようですが、すべては大統領の指示のもとで行われたか、少なくとも国を挙げて悪事を働いていることを知っていてとめなかったわけですから、一番の悪党はこの男であると言えます。そんな唐変木が偉そうになにを言うかという話であります。
 
 かつて南アフリカがアパルトヘイト政策によって世界から仲間はずれにされて、オリンピックに参加できない時代がありました。同様に今回ロシアには厳しい制裁が科されるべきです。少なくとも前回のソチ冬季五輪でロシアが獲得したメダルはすべて剥奪・没収するとともに、直近の大会(直近すぎるやん)であるリオ五輪への参加などは論外として、次回の東京オリンピックへの参加可否についても、今後のロシアの改心の程度を十分に見極めてから判断するべきです。
 
 スポーツのあり方に関して人の叡智が問われようとしています。前にも書きましたが、やはりオリンピックをはじめとするすべての国際競技会はアスリートたち個々人の能力と努力の到達点としてのみあるべきで、国威発揚のための利用を目論むような前近代的な国は、すべからく競技場から退場するべきです。
 
 そんな世の喧騒をよそに、今日は午後から久しぶりの東京出張です。さて何匹のポケモンをゲットして帰ってくるでしょうか。奥さんには「仕事もしてこいよ」と声をかけてもらいました。はい、そうします。

がんばれフランス

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 再びフランスでテロがあった矢先、今度はトルコでクーデターと、落ち着きのない海外事情を横目に平和な日本では参議院選挙はすでにして過去のものとなり、国民の耳目は都知事選に集まっています。しかし、立候補者をつらつら眺めて「これではマスゾエの方がなんぼかマシやった」などという声もちらほら聞こえているとか。思うようにならないのが世の常です。
 
 paris.jpgフランスのテロは何とも酷い。ソフトターゲットとかいうそうです。軍事拠点や重要施設など警備が厳重なところではなく、もっと簡単に攻撃できて罪のない市民を無差別に殺傷しやすいところを攻撃の対象とする、ワンランク上の卑劣さでもって敢行される悪魔の所業です。
 
 フランスは英国、ドイツと並ぶ欧州の大国であり、人権宣言とともに長く民主主義世界をけん引してきた誇り高き国家です。近現代、長く世界の文化の中心にあって日本人にとっては明治の昔から近代化の目標としてきた国でもあり、多くの文化人は芸術の都パリに強いあこがれを抱いていました。
 
 フランス革命は近代的な人権思想と民主主義の萌芽となり、その後の世界史に決定的な影響を与えました。生物学的な人類のふるさとが東アフリカの大地であるならば、社会的な人間のふるさとはヨーロッパそれもフランスやったのです。
 
 フランス革命で連想するのは、かの「ベルばら」であります。有名なセリフ「マリー・アントワネットは、フランスの女王なんですから~」って、おまえは女王とちごて王妃やろがと突っ込んでたもんですが、よく考えるとあれはダメ国王のルイ16世に対する当てつけやったとも言われてるそうです。なるほど。
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 わたしなんか世界史にはまったく疎いので、蜂起した民衆はバスチーユ監獄を襲撃したその足でベルサイユ宮殿へと向かい、王族を引きずり出してギロチンに架けたというようなイメージがありましたが、どうもそんなに簡単ではなかったらしい。フランス革命とひとことで言いますが、その後もナポレオンが現れたり王政復古があったりで、きちんと共和制に移行するまでにはなお紆余曲折の歴史があったのやとか。少女マンガだけやなくて、革命を扱った小説でも読んで、すこし勉強してみよかなとか思ってます。
 
 さて今回のテロ、果たして組織的なものなのか、思想的背景があるのかないのか、詳しいことはわかりませんが、手口と標的が多様化してテロの恐怖が徐々にレベルアップしていることは確かです。トラックで人混みに突っ込めば、爆弾による自爆テロに匹敵する殺傷効果が得られます。弾薬も兵器も必要なくて車の運転さえできればいい。誰でもやろうと思えば簡単にできてしまいます。9.11によって戦争というものの性質が国家間の紛争解決の手段から、世界秩序とテロとの戦いへと変貌を遂げました。ISやアルカイダなど、テロ組織がはっきりしているうちは何とか対応できますが、いち個人の思いつきで起こされるテロ行為はふせぎようがない。
 
 つまり防御の対策としては、そんな過激な行為におよぶ人物が出てこないようにするしかなにのに、これが難しい。わが国で比較的テロが少ないのは、日本人の身上である「つらくても人に迷惑をかけないこと」という精神が徹底されているからやと思います。社会的に我慢ならない不満を抱いたとしても、それを解消するためにまったく罪のない人たちを傷つけるというのはやっぱり違うやろ、という思いが共通しているのです。お互いの人権を尊重することは、人間が人間であることの要件であって、結果でもあります。フランス革命の精神が尊重され、地球上から卑劣なテロ行為がなくなることを願うのみです。
 自宅マンション植え込みのアジサイも勢いが衰え、梅雨もそろそろ終盤のクライマックスを迎え、集中豪雨の懸念が高まる昨今、今日は参議院議員選挙の投票日です。ブログの更新済んだら出かけようと思ってます。室温はすでにして30度を超えており、今のところ雨は降ってませんがこの猛暑は投票率にもいささか影響しそうです。IMG_6658.jpg
 
 さて、昨日新聞のテレビ欄に、民放のドラマ枠で「時をかける少女」が始まったとか出てました。
 
 筒井康隆の有名SF小説で何度も映画化ドラマ化されてて、朝日新聞も「もはや演目化した」とか書いてました。うまいこと言う。つまり、歌舞伎や落語とおんなじで、設定やストーリーは観る前から誰もがよく知ってるけども、演出や演技を楽しむために観るのだと。忠臣蔵みたいなもんです。映画でいえば「伊豆の踊子」や「青い山脈」に匹敵する、国民的SFドラマになったということか。異議なし。
 
 私が初めて観たのはもう半世紀近く前の小学5年生の正月、NHKの連続ドラマでした。いまや「チャンネル争い」なんて言葉は死語と化してますが、ビデオデッキなどなかった当時、ひとつしかないテレビの番組を巡って家族内で熾烈な争いが日夜くりひろげられてました。しかし、穏やかなお正月の昼時、家族の意見が一致し、お節料理を食べながらそろってこのドラマを観たことを覚えています。
 
 原作を読んだのは中学生になってからと記憶しています。続編とともに今も書架に収まってます。純真な少年時代、タイムトラベルというSFの定番素材に思いをはせたもんです。
 
 このタイムマシン、実現できるのかという話になると、難しい理屈は分かりませんが、なんしか「ムリ」ということらしい。かつてSFの世界でしか存在することがなかった携帯電話や宇宙ステーションや惑星探査などが次々と実現する現代にあっても、タイムトラベル術だけはどうにも不可能ということのようです。
 
 そもそも人間が支配するこの世の中は、時間は一定速度で一定の方向にのみ進み、逆行や跳躍はできないことを前提に成り立っています。仮にタイムトラベルできる人が現れたりすると、著しい不公平が生じます。透明人間と同様に、もしそんな特技が自分に備わったら、あんなこともできるし、こんなこともできるし、ドラえもんの力を借りずとも労せずして大金持ちになる方法がたくさん思いつきます。これぞまさに空想の楽しみですよね。ただし、その際には「自分だけが」その技能を使える場合という前提がいります。みんながみんな等しくタイムトラベルできるとなるともはやメリットはありません。IMG_6735.jpg
 
 なぜタイムマシンは実現できないのか。科学的な理屈なんて到底理解できませんから、文系人間なりに社会科学的側面から理由を考えると「そんなことが実現すると、世の中のルールの根底が壊れてしまう。従って実現することはできない」ということになります。「済んだことは仕方がない」から今の世の中は成り立っているのです。
 
 H.G.ウェルズが「タイムマシン」を世に問い、かつては、いずれ時間移動が実現すると思われていた時代がありました。科学技術の進歩は夢を実現する一方で、それと同じくらい夢を壊していきます。永久機関がいい例です。
 
 しかし、ほんの100年前、大阪-東京間を日帰りするなど狂人の戯言だったのに今や宇宙旅行が珍しくなくなってます。いずれは、最先端の科学技術によって真理とされている物理法則を根底から覆すニュータイプが現れるかもしれません。彼らは時間の移動がごく当然のインフラとして存在する社会を築いていきます。そうなったら果たして何が起こるのか。社会秩序は維持できるのか。私の貧弱な脳ミソではまったく想像つきません。恐ろしい。
 
 ごく普通のオヤジとしては、やはり時の流れに身をまかせ、逆らうことなど考えない現行人類でありたいと思います。

跋扈する妖怪

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 今日は梅雨晴れ間、生暖かい風が吹き抜け部屋でじっとしていても汗がにじんできます。貴重なお天気の休日ですが昨夜の酒が抜けきらず、お出かけは見合わせて完全休養日と決め込みまったりと過ごしています。一昨日の朝、ベランダに早くもクマゼミがとまってました。仲間が見当たらず、ちょっと早かったかなと後悔しているように見えました。
 
IMG_6714.jpg 出勤途中、職場となりの城北公園では、見かけないクロネコがぢっとこちらを見つめてます。そばに寄っても逃げない。にらめっこに負けたのは私の方で、朝から敗戦を喫しての出勤でした。
 
 さて、参院選挙も大詰め、各党とも最後の追い込みに駆け回っているというところです。自民党の圧勝はまず間違いないものとして、多くの関心は、その勝ち方がどこまで野党を圧倒したものになるかという点に収斂してきました。ただでさえそんな状況というのに、情けない野党がまたやっちゃいました。
 
 共産党の政策委員長やった代議士がテレビの討論番組で「防衛費は人を殺す予算」と発言したことから、党の役職を更迭されるという失態です。党本部で本人と書記局長とがガン首を並べて、赤旗ならぬ白旗掲げてお詫び会見を行いました。選挙期間中のこの華麗なるオウンゴールで、共産党は100万票以上減らしたなんて言われてます。
 
 会見で更迭の理由は「発言内容は防衛予算を全否定はしていない党の立場に反した」と言ってますが、そんなことはない。自衛隊は人殺し集団で憲法違反ということは、常々共産党が声高に主張していることで、今回の発言となんら矛盾しません。この元政策委員長に対して、党は「よく言った」と称賛こそすれ懲罰することなどないはずです。役職更迭は、ひとえに選挙に与える影響を懸念しての姑息な収拾策にすぎません。
 
 そもそも共産党は、社会主義、共産主義社会を実現するためには暴力革命も辞さないという、結党以来連綿と続く党の理念を堅持しています。戦前の弾圧の時代から幾多の闘争と苦難を乗り越えて、現代においても共産主義革命の完遂と日本人民の解放を目指しているのです。
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 ソ連の崩壊に象徴される社会主義国の衰退などもあり、時代の変遷とともに共産党の路線も少しずつ変わってきました。平成の現代において彼らの目指すところはさしあたって自衛隊の廃止、日米安保の破棄といったところでしょうか。しかし共産党は自衛隊の防衛力を否定する一方で、暴力革命に伴う殺戮は否定しません。たくさんある共産党の論理破たんのうちの代表的なひとつです。
 
  政府はつい最近も、共産党は「戦後に合法政党となって以降も日本国内において暴力主義的破壊活動を行った疑いがあるものと認識している」と指摘し、「現在においても、破壊活動防止法に基づく調査対象団体である」と閣議決定しています。つまりは、共産党に対する国民の、これが一致した認識なのです。オウム真理教となんらかわらないテロ集団といってもいい。とんでもない組織、団体です。
 
 にもかかわらず、なんと日本国民にも共産党を支持するひとびとがおり、国会や地方議会に議席を持っています。なぜか。
 
 共産党は本来の目標であるところのプロレタリアート独裁、天皇制の廃止、私有財産の廃止など、普通の日本人が聞いたら「ちょっとまってよ」というような主張を選挙運動で叫ぶことはいっさいありません。戦争反対、賃金アップ、消費税廃止、福祉拡充、役人の天下り禁止、企業団体献金の禁止、富裕層・ 大企業の課税逃れ阻止、ジェンダーフリー、人権擁護… 実に魅力的な政策のみを声高に主張し、現政権に不満をもつ層をとりこんでいきます。仮に政権を獲得したあかつきには実施するであろう本来の政策は、そのときが来るまで隠ぺいしたまま純真な国民を騙して、まず多数の議席を得ることに腐心しているのです。選挙の勝敗を左右するのは浮動票です。共産党は確定票で勝負するので一定数以上増えることがない半面、投票率によっては得票率が上がる余地があり、現状の議席はその効果が現れているといえます。投票日には党本部でこっそり雨乞いしてるんやないでしょか。
 
 ところがどっこい、国民はバカではありません。多少の議席が増えても、たとえば過半数に躍進するなんてことは絶対にありません。正体がバレているからです。
 
 共産主義のユートピアは、理想としてはリッパで魅力的なものです。しかし、マルクスが「ヨーロッパに共産主義という妖怪が跋扈している」と『共産党宣言』を世に問うてから約170年、現実の世界でそんなものを目指したら見事に失敗するんやということを人類は壮大な実験によって検証済みです。のみならずその過程においては、スターリン、毛沢東、チャウシェスク、ポル・ポトといったバケモノのような独裁者の出現を招き、多くの市民が殺戮され、戦争に匹敵する悲劇を体験してきました。そして今なお日本のすぐ隣の北朝鮮では、金王朝の独裁政権下で国民が餓死と処刑の恐怖におびえているのです。
 
 鎧の上に着物を着て目先の利益を唱える暴力主義集団の甘言に、日本国民が騙されることはよもやないと思いますが、英国のEU脱退の例もあります。わが国の国益と自分たちの生命、財産を守るため、国民ひとりひとりのしっかりとした対応が必要です。

WELCOME

CALENDAR

PROFILE

IMG_0227_2.jpgのサムネール画像のサムネール画像

katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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