1位でなくてもいい場合

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 日に日に蒸し暑さが増してきました。今日の大阪は梅雨らしい大雨が降ってます。IMG_6646.jpg
 
 毎年この時期になると家から駅に向かう通勤ルートの途中、公園の舗道に植えられているクチナシが気になります。以前にここで書いたこともありました。とりたてて騒ぐほどもないありふれた植え込みなのですが、忘れず季節を告げてくれる存在なのです。そういや去年は大きくなりすぎたからか切り戻されて、とうとういつもの白い花をつけることがありませんでした。今年は花芽が復活したのか先週から咲きはじめ、周囲に独特のコパトーン臭を漂わせています。
 
 さらに駅降りて乗り換えるバス停のわきには、これもいつやったか書いたことがある木斛(モッコク)の木が昨日一斉に花をつけました。この花に初めて気が付いて名前を調べるのに大騒ぎしてるうちに、わずか2日ほどで見事に散ってしまったのは2年前のことでした。昨日たまたま土曜日に出勤しなかったら、今年はお目にかかることがなかったことでしょう。よく見るとたくさんのミツバチが花に群れてました。さもありなん、この花も例えようが難しい独特のいい香りを発して夏の訪れを感じさせてくれます。
 
 突然ですが、私は昔から腸が弱くてお腹がユルくなりやすく、人生一度便秘というものを経験したみたいもんやとか思っているのです。お酒飲んだ翌日やなんかは確実にユルめになるので、整腸剤「新ビオフェルミン」ご愛飲で、ずっとお世話になってます。
 
 それが先週切れたので、うちの奥様が新しいの買ってきたところ
 
 「あり?」
 
 IMG_6650.jpg似てるけど明らかに違うお薬です。奥さんは「しまった。騙されて違うのん買わされてもた。」と言うてます。自分が間違えて棚からカゴに入れたくせに。「指定医薬部外品」とゆうカテゴリーなんで薬剤師さんでなくても売ってくれるのです。
 
 さて、これは騙されたということになるのか。確かに「ビオフェルミンS」買いに行った人がよく似せたパッケージで勘違いして「ビフィズミンB」買ったきたのだから、有名製品のブランドに便乗したいわゆるパチもん商法にひっかかった、と言えなくもない。
 
 しかし、改めてよくよく見ると、SとB、成分はほぼ同じで1錠に含まれるビフィズス菌やフェカリス菌の量はBの方がかなり多い。ひとビンの錠剤の数もS・350錠に対してB・360錠とBの勝ち。しかも大人は1回3錠ずつ飲むので、Sの方は最後に余ってしまうというか、足りなくなる。さらに値段はBの方が安いということになれば、結果的にBを買った方が正解ということになります。
 
 量・質・価額とも勝ってるにもかかわらず、見かけを似せて棚に並べないと勝負できない厳しい現実があるわけで、超大手メーカーのブランドIMG_6657.jpgの威力ということなのでしょう。
 
 そういえば、舛添都知事が最後の定例記者会見すっぽかして、結局疑惑について全く説明しないまま、都民に後足で砂をかけるように退場しましたが、次期知事候補として、かの蓮舫参議院議員の出馬が取りざたされました。結局出馬せずということになったようですが。
 
 むかし行政刷新担当大臣やってたときに事業仕分けで「2位じゃだめなんすか」という稀代の妄言を発し、わが国の科学技術の発展を阻害し国民の夢を奪っていった人物が、都知事という権力の座に就いたとき、はたしてどんな狼藉を見せてくれるのか少しく興味があったのに、と言ったら都民に怒られそうですね。
 
 蓮舫の言葉に対して「1位をねらわなければ2位にも3位にもなれない」と反論したのが、ノーベル賞学者の利根川進氏です。国民がどちらの信条に与するかは明白であって、民主党政権が崩れるべくして崩れた片鱗が見えてきます。お腹の薬は1位の製品でなくても十分間に合うけど、ニッポンはあくまで1位を目指していくべきなのです。
 
 次の知事は、誰でもいいけど、オリンピックの盛り上がりを損なわない人に頑張ってほしいもんです。

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katsuhiko

男 

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奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

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