2013年2月アーカイブ

瀬戸は日暮れて

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IMG_0334.jpg 仕事の関係で広島への出張がとても多い。
 
 先週も出かけました。就職するまではまったく無縁の土地でしたし、勤め先が彼の地に進出して事業展開するまでは、あまり訪れることもありませんでした。
 
 それまでの広島のイメージというと、核廃絶の崇高なシンボルとして世界平和を希求する国際都市ヒロシマというもの、また、「仁義なき戦い」の舞台として日々血の雨が降っているような印象しかありませんでした。しかし、職場の一部となって頻繁に出向くにつれて、広島県という土地と人々の気質がそれまでの想像とはうらはらに実に穏やかであることに気付きました。それが瀬戸内独特の気候と歴史が育んだ県民性であるという人もいます。大阪出身の同僚には、広島愛が高まり彼の地に居を構え完全に移住した人もいますが、気持ちは分かります。
 
 日々緊張して勤務する中でたまに広島に出張して、職場の特に若い人たちと話すと確かにホッとすることが多いのです。厳しい事業環境にあってもこの独特の気質だけは変わらずにいてほしいと思います。
 
 ところで、よく行く職場は広島といっても最寄り駅は新幹線の東広島なのです。広島のひと駅手前。大阪-広島だと1時間半もかからないところ、ひとつ手前の東広島だと「こだま」しか停まらないので岡山か福山で乗換えとなり、たっぷり2時間以上かかるのです。もう慣れましたが実に不便です。この東広島という駅、実にローカル色たっぷりで、
列車は1時間にほぼ2本。新幹線の駅でありながら、乗降客数はおそらく京阪電車の各停停車駅より少ないのやないでしょか(^^)。

 ひと仕事を終えて大阪に帰るのはいつも夕暮れどき。上りホームから眺める中国地方特有のなだらかな丘陵が遠くまで夕日を浴びて、なんとものどかです。
 
 先週の業務は呉市まで足をのばしました。ここからの帰りはJR呉線でいったん広島までバックして新幹線に乗り換えです。この呉線が単線で、また遅い。広島まで1時間以上かかります。対向待ちする停車駅で車窓から眺める瀬戸内海の夕暮れが旅情にうったえます。先週の広島は山も海も実に穏やかでした。

鳥のこと

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PA202807.jpg 毎朝通る公園で群れるカモやユリカモメ見ながら考えたこと。 

 子供の頃、街にはまだ野良犬がうろうろしてましたが最近とんと見かけません。猫はたまに出会うけど、たいていは飼い猫で、まったくのノラネコはほとんどいないのではないでしょか。それにくらべて「鳥」はやたらいます。スズメ、ハト、カラス、ムクドリ、たまにサギ、あと名前知らないいろんな中型の鳥など、家と職場を往復するあいだにそれこそ何百、何千羽という鳥たちを目にします。

 あいつら、あたりまえのように空中で行動します。地べたを歩のはトテトテとまったく下手くそなくせに、ひとたび飛び立つと3次元空間を自由自在に移動しよります。誰に教わったわけでもないのに、生命の神秘、大自然の意志のすごさを感じます。IMG_0346.jpg

 もっとも、鳥に言わせれば、凶暴で恐るべし人間たちは不思議なことに地面を離れて動こうとしない。何とも奇妙な連中やということになるのでしょう。

 もし、鳥が地球上にいなかったら人間は空を飛ぶことなど思いだにしなかったでしょう。人類は叡智を結集して飛行機や宇宙ロケットを開発し月や他の惑星まで飛んでいく時代になりましたが、この調子で自然の意欲と宇宙の真理にどこまで立ち向かえるでしょうか。すべてを征服するよりも人類の滅亡の方がおそらく早い。核戦争で自滅するか、異星人の侵略か、一昨日ロシアに落ちた隕石のもっと大っきいのんがやってくるか(伊坂幸太郎「終末のフール」)、それが何十年後か、何億年先かは見当もつきませんが、願わくばヒトの知性がヒトの愚かさよりもほんの少し勝っていることを期待したいものです。

  最近読んだ本のうち、マイ・ランキング上位の1冊です。 「ダック・コール」(稲見一良) ヒトと鳥の関わりをモチーフにしたアンソロジーですが、「稀に見る美しい小説」という評に偽りない、傑作でした。

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 確定申告の時期になりました。と言ってもわれわれサラリーマンの場合、還付申告だけなら別にこの時期でなくてもええのんですけども、何か忘れそうなんで、風物詩として毎年やってます。
 
 今年は「e-Tax(電子申告)」とゆうのんでやってみることにしました。何だかおもしろそう(^^)
 
 去年までは、国税庁のHPでちょいちょいと入力して作った申告書をプリントして、証憑書類(源泉徴収票とか寄付金の証明書とか)貼り付けて所轄の税務署に持って行ってました。しかし、平日の昼間、開いている時間帯に窓口に出かけるのは相当な難行なのです。
 
 e-Taxだと申告内容をネットで送信できるので、わざわざ行かなくてよい。これはいい。郵送するのもなんだかメンドいなぁとか思てたけど、それも必要ない。なんと、証憑書類は自分で保管しておけばいいということらしい。なんと。なんと。
 
 お上はいつからそんなにアバウトになったのか。
 
 「もう提出せぇとは言わんけど、あとで調べに行くかもよ。そんときウソの申告なんか見つけたらどーなるか分かっとるやろなぁ...」ということらしい。けど、よほど珍妙な内容でなければ確認なんてないそうやし、やっぱり寛容になってきたのかしら。
 
 さて、そのe-Tax。入力内容をネットで送信するまでにいろいろ手続きが必要です。
 
 送信した人が本当に申告者本人であるという確認がやっかいなのです。そのために利用するのが行政が発行する「電子証明書」。書類ではなく「住民基本台帳カード」に電子データとして格納されるので、まずこの住基カードを作らねばなりません。さらに、申告内容と合わせてカードの証明内容を送信するのにICカードリーダーを買ってきてパソコンにつなぐ必要があります。なんか大変。

 1 住基カードをつくるぞ。市役所のHPから申請書をダウンロードして記入→申請は代理人(委任状)でもOKなんで、奥さんにお願い。しかし受け取る際は本人が行かねばなりません。結局、平日昼間都合せねばならんのですが、最初の年1回だけやし、しゃぁないか。手数料500円。
 2 作ったカードで早速、電子証明をもらいます。手数料500円。
 3 カードリーダー買ってきました。ヨドバシ梅田で2,650円。

 なんやかんやでいろいろ費用かかりますが、この準備にかかる経費相当額として最初の年だけ3,000円、税金負けてもらえます。ちょっと足りませんが(^^)、カードリーダーひとつあればPiTaPaやICOCAのチャージ残高や使用履歴を確認したり、おうちでチャージもできたりするんで、まぁ損した気はしません。

 国税のHPはよくできてて、さほど悩むところもなくさくさく記入できます。最後に送信して今年の確定申告は無事に完了。寄付金控除で帰ってくる還付金は約10万円でした(^^)v

凱旋

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P1100023.jpg わが学園、常翔学園高校は、全国高校ラグビーで17年ぶりの全国制覇を達成し、2013年は実に素晴らしい幕開けとなりました。その興奮も冷めやらぬ今週、優勝記念パレードが行われました。

 地元大阪市旭区の千林商店街、千林大宮商店街、今市商店街は学生・生徒たちの通学圏内となっており、日々お世話になってます。また、大学も含めて商店街や地元住民の方々とは常日頃より実に活発な交流があります。今回の花園での連戦に際しても絶大な声援をいただいており、感謝の気持ちを込めて凱旋パレードとなったわけです。

 

 

 

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  天気予報は晴れやったのに、スタート前にはわずかながら雨が落ちてきました。ルートにはアーケードの無いところがあるので、いちおう晴天ルートと雨天ルートを設定していました。えいやっで「晴れ用」で決行したところ、幸いスタート時点ではすっかり晴れ上がりました。

  ブラスバンドの先導でさぁ、出発!

 商店街役員の皆さんはもちろんのこと、巨大商店街をゆくお買い物の人たち、ルート住民の皆さん、熱烈歓迎です。手製の幟や横断幕を掲げての声援もあります。なんともうれしい限りでこちらが感動してしまいます。生徒達も実に気持ちよさそうに行進していきます。

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  約2km、40分の行進ののち、区役所に到着。区長さんのお出迎えから祝賀セレモニーが行われ、無事にパレード終了。しかし、終わったあとも生徒たちはファンに囲まれて、なかなか撤収できません。すごい人気。ヒーローですわ。やはり地元住民あっての都市型学園、絆の大切さと絶大な力を感じた1日でした。

WELCOME

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PROFILE

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katsuhiko

男 

血はO型

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます

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