高校野球の話、続きます。奈良県大会の準決勝応援に行ってきました。橿原神宮の杜、佐藤薬品スタジアム。
わが学園は残念ながら大阪地区優勝候補の一角、履正社高校に敗れてしまいましたが、一方の奈良県大会、わたしの母校、畝傍高校はこの日強豪智辯学園と準決勝を戦ったのです。そしてこの日、奈良県の高校野球勢力図を塗り替える事態が!
実は母校のこの夏最後の試合を見ておこうという思いがあったのです。なんせ相手が昨年の県大会優勝校。ところが何と何と、競り勝って決勝戦進出を決めてしまいました。自らの不明を恥じるとともに何とも嬉しいこと、この上ないのです。いまだに信じられません。
応援席は超満員。全員立ったままです。仲のいい同窓生と一緒だったのですが、彼女、ブラスバンドのOGで組織の重鎮でもあります。その「かお」でブラス近くの見やすい位置で観戦できました。大阪大会と違ってこの球場は鳴り物OK。やっぱり高校野球はこうでないと。
先制したものの、途中追いつかれ 「やはり伝統校の地力の前にはしんどいか」 と思った矢先、勝ち越し点を上げました。
そして、9回の表、相手最後の攻撃を三者凡退にうちとり勝利を決めた瞬間は、もう応援席大パニック。弾けて広がる歓喜の渦。久しく無かった興奮を味わいました。
決勝進出は31年ぶりだそうです。そう、覚えてます。わたし大学1年の夏、好投手を擁して勝ち進んだあの年も、決勝戦で智辯学園に惜敗したのをこの球場、このスタンドで眺めてました。やはり奈良県は天理・智辯の2強鉄板と言われ続けて幾星霜、今年、見事に積年の宿願を果たし、再びわが畝傍高校が決勝戦へとコマを進めてくれました。ここまできたからには是非とも奈良の高校野球界の政権交代を見たいもんです。
甲子園に連れてって!