家を出て、最寄り駅に向かう途中の公園脇の小径に、今、クチナシの花がほぼ満開。強い香りが周囲に漂っています。
いまのお家買って、もうすぐ19年。電車で通勤の日は朝夕、必ず通ってきた道です。毎年、梅雨最中のある日突然、香りに気がつき、「そーや、ここにクチナシがあったんや」。 で、すっかり忘れてしまってて、また梅雨が来て「そーや・・・」 これを19回繰り返してきたわけです。
強烈な香りです。春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイを凌ぐ、季節を告げる香りとしては、てっぺんでしょう。
この匂い、コパトーンに似てると思うんですけど、どうでしょか。若い頃はハワイのリピーターで、サンオイルの香りでビーチにイザナワれてました。あの頃を思い出すあの香りにどうも似てる気がします。友達に話しても 「う~ん、微妙」 という反応なんですが(^^;)
匂いによる記憶の喚起は、他の感覚よりも鮮明に人の思い出をよみがえらせるとか(「プルースト効果」とゆうそうです)
「あ、あんときの匂いや」 とか 「あ、この匂い、いつか嗅いだことある。なんやったかな~、あ"~思い出せん!」 ということ、たまにありますよね。匂いは写真とか録音みたいに簡単に記録することができないんで、ヒトの脳はその分強く印象に残すようになっているのかも知れませんな。
わからんけど。