爽やかな若葉の季節はついに過ぎ去り、梅雨が本気を出してきました。今日は朝から雨模様の大阪です。

 昨今のテレビはまたぞろ政治家の不始末に喰いついて大騒ぎしています。与党自民党の女性代議士センセイ、東大出て官僚を経て政界入り、絵に描いたようなエリート街道を驀進する優れた人格者の皮を被っていたところが、その実態は折に触れて秘書に暴言、暴行bakagiin.jpgを繰り返していた下卑た人間であったということがバレてしもた。耐えかねた被害者が一部始終を録音して週刊誌にタレこんだのです。天網恢恢疎にして漏らさず、悪事はいずれ露見し、悪党はいずれ成敗されることになっているわけで、この秘書さんグッジョブです。過去いろんな大バカ議員をネタにしてきましたが、またとんでもないニューキャラが出てきたもんです。代議士どころかおよそ人としての基本的な素養を備えていません。埼玉県が選挙区やそうですけど、騙されて投票した有権者の思いは察して余りあります。まだ自民党のサイトに写真出てますが、党除名どころか議員辞職も時間の問題でしょう。

 こんなバカのことをつらつら書くつもりはなかったのですが、昨今まれに見るインパクトやったもんで、ついつい触れてしまいました。

 さて、今日は花の話をします。20170621_214328976_iOS.jpg

 四季折々様々な花に恵まれたわが国の歳時記にあって、梅雨どきの花といえば紫陽花がテッパンですが、私は毎年いつも通勤で通る公園の生垣で強烈な香りを発するクチナシで季節を感じます。また、バス停のすぐそばにはモッコクの花が同じく今盛りで、こちらもその強烈な香りでもって夏の訪れを告げます。ブログ読み返してみると、どちらの花も過去にも何回か触れてます。

 あれからもう、いちねん経ったのか。どうも一年季節の廻りががどんどん速くなっていきます。歳とっていくんやから当たり前とはいうものの、なんだか身につまされます。

 また、話それた。花のことです。

 今、わが家のベランダに咲いてるこの花。これ、モンカタバミ(紋片喰)というそうです。

 「そうです」って知らずに植えたんかいって話ですが、そう、知りませんでした。

 なんかのイベントでポケットティッシュのようなグッズをお土産としてもらったのです。ラッキョのような小さな球根が入ってます。上部のシール剥がして水をやると四つ葉のクローバーが生えてくるよ、と書かれてます。

IMG_8584.jpg 言われた通り机の上に置いて毎日水やってると、なんか生えてきましたよ。ニョロニョロ、ヒョロヒョロ、とにかく伸びる伸びる。先っぽに葉になると思しき芽がついています。しかし茎がのびるだけで葉は開きません。20cm以上伸びるも開く様子がない。さらに水やり続けると今度は球根のてっぺんからもう一本おんなじのんが生えてきました。ニョロニョロ、ヒョロヒョロ1本目と同じように伸びる伸びる。しかし葉は開かない。

 日当たり悪いからかなと思って、ベランダの植木鉢に植え替えたところ、一気に勢いを得て芽はパカッと四つ葉に開き、さらにあとからあとから生えてくる。しばらくたつと今度は花芽が出て、見事にかわいい花が咲きました。

 ここに至って、これはクローバー(シロツメクサ)ではないと悟り、調べてみて正しい名前が分かったという次第です。そもそもクローバーの葉は丸いけど、この葉はハート形してます。

 グッズ配るときに「モンカタバミです」って言うより、「四葉のクローバーです」って言ったほうがなんか幸運のおすそ分けしてもらってるみたいで気分が良い。看板に偽りありですが、こんなのは許される範囲といえるでしょう。

 例の代議士なんかは、選挙のポスターはいかにも善人ヅラしたいい写真使ってますが、その実とんでもない悪人やったわけです。こちらの看板偽りは業が深いというもんです。ああ、気分悪い。

レジェンド

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 大阪では、ホンマに梅雨入りしたん?というような爽やかな日々が続いていましたが、今日は朝からどんより曇り空です。

 国会が閉会し、最大の焦点やったテロ準備罪法も当初の予定通り成立。余裕のアベちゃん、森友・加計の大騒ぎからもどうやら逃げ切れそうな様子です。安倍一強がきわだち野党のだらしなさがひときわ目立った今国会でした。

 さて先日、葛西紀明さんの講演会に参加する機会を得ました。今日はそのお話。kasai.jpg

 いうまでもなく日本と世界のスキージャンプ界において「レジェンド」と称されるスーパースターです。冬季五輪に7回出場は史上最多記録やそうです。

  1992年 アルベールビル

  1994年 リレハンメル

  1998年 長野

  2002年 ソルトレイクシティ

  2006年 トリノ

  2010年 バンクーバー

  2014年 ソチ

 直近のソチ五輪では、ラージヒル個人で銀メダル、団体で銅メダルを獲得しはりました。

 それよりも、リレハンメルの団体が惜しかった。日本は終了直前まで大きなリードを保ち、誰もが金メダル確定と思っていた中で、最後のジャンパー原田雅彦選手が大失敗して2位に陥落してしまったのです。

 葛西さんは、うずくまって動こうとしない原田選手にかけより「銀メダルがとれたんだからよかったじゃないですか」と温かい声をかけたところ、泣いてると思った原田さんがニヤけた顔をしてたんで「一瞬、蹴飛ばしてやろうかと思った」んやとか。

 それ以降「金」とってないんやから、今思うと葛西さんにとってはこのチャンス逃したのは確かに大きい。日本が団体で金メダルとった例のドラマチックな長野五輪では、葛西さん残念ながら団体メンバーから漏れてたんです。一方、原田選手は「ふ~なき~」でちゃっかり金メダル手に入れてるんです。やはりこのときは悔しい思いしたとのこと。

 お話はそれ以外にも、貧しかった子供時代のこと、クラシックスタイルからV字に移行する際のドタバタのこと、たて続けに大ケガしたこと、事故と病気でご家族を亡くされたこと、所属してた地崎工業が潰れちゃったこと、実は脱いでもすごいこと(バーベルスクワット200kg ↑ )、原田選手は実は高所恐怖症であることなど、実に興味深いエピソード満載でした。IMG_8561.jpg

 いちばん興味深かったのは、こんなジャンプのスペシャリストでも、飛ぶときはやはり恐怖を感じているということでした。もちろん素人にはぜっっったいにムリです。スキー、スケート、またウィンタースポーツに限らず、テニス、野球、サッカー、柔道...どんな競技でも、まったくの素人が「ちょっとやってみよ」が可能です。しかしジャンプだけはムリ。死んでしまう。ところが選手たちは当たり前のように飛んでるもんやから、彼らはどんなに高くても速くてももう慣れてしもてて平気なんやろ、とか思ってたもんです。

 ところが葛西さん、今でも飛ぶときには怖いといいます。コケたらどうしようとか考えて、怖くて動けなかったこともあるのやとか。怖いままで飛んじゃうと、踏み切りの瞬間上方にのけぞる形になって距離が出ない失敗ジャンプになるらしい。やっぱりというか、想像以上にメンタルが重要な競技と思い知りました。これは精神面の健康によくない。やっぱりレジェンドはスゴイんです。

 その点高梨沙羅ちゃんなんて、まったく平然と飛んでるように見えるんですが、人によって違うんでしょか。

 大サービスで、ソチでとった銀メダルと銅メダル触らせてもらいました。ずっしりと重い。本人も言われてましたが、あちこちでいろんな人に見せてきた結果、相当に傷だらけになってました。しかし、メダルそのものよりも、成し遂げた偉業にこそ価値があるわけで、日本の多くの子供たちとおじさんたちに夢を与えてくれたレジェンド葛西紀明選手、是非とも来年の平昌五輪にも出場し、今度こそ金メダル持って帰ってほしいもんです。

テロリストの馬脚

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 梅雨入りしたとはいえ爽やかな日が続いてましたが、今日は朝からどんよりとした空模様です。ゆうべは夕焼けがキレイでした。しばらくすると湿気に続いて今年も猛暑がやってきます。トランプのアメリカはやっぱりパリ協定脱退は見直してほしいなぁなんて地球温暖化を憂う初夏の平和なこのごろ、ちょっと気になるニュースを聞き及びました。

 東京の一橋大学の学園祭「KODAIRA祭」で、実行委員会が作家の百田尚樹氏の講演を行おうとしたところ、さまざまな反対運動、妨害があって、とうとう中止に追い込まれたとのこと。Ikkyou.jpg

 百田氏は『現代社会におけるマスコミのあり方』というテーマで講演の予定だったとか。共謀罪や森友問題、加計問題、さらには改憲にむけての動きに関する多くの報道で、昨今マスコミの姿勢が何かと取沙汰されてるところです。機会があればいろんな識者の意見を聴いてみたいところで、時宜を得たイベントであると、私などは思います。

 しかし、日本に一部存在する左翼暴力集団などはそんなんことは考えませんでした。百田憎しで、その思い通りの活動などさせてなるものかとばかり、あらゆる手段を用いて実行委員会に圧力をかけ、とうとう中止に追い込みました。今頃、勝利の雄叫びをあげていることでしょう。

 イベントの妨害圧力といえばかつては右翼団体の街宣車というのが通り相場でした。特に日教組大会時期のバトルは風物詩ともなってたもんです。しかし昨今、左翼労働組合の衰退に伴い、大きな混乱もなくなってきたなと思っていた矢先、なんと反対側から同様の所業が行われ、自由言論はあわれその軍門に下ってしまったわけです。「百田氏の講演を聴いてショックで自殺する人が出たら大学はどう責任をとるつもりか」なんていう恫喝、脅迫もあったとか。アホかと。

20170608_100808000_iOS.jpg 思うに、自分の意に沿わない、気に入らない思想があるからといって、その主張を封じ込めることはやってはいけません。相手の主張が気に入らないのであれば、自分が正しいと考える意見を堂々と主張することでもって対抗するべきです。それが民主主義の根幹です。それを行わず、相手の口を力ずくでふさぐことで自分の意を実現しようとする。これは暴力行為です。

 今回講演を妨害した組織・団体は自ら民主主義を否定したわけです。そんな連中に日本の政治、社会の在り方、平和の追求を論じる資格などありません。

 昨今、テロ等準備罪をめぐる国会での論戦に対して、反対勢力は「共謀罪によって、何を言っても逮捕される。もの言えば唇寒しという社会になる」と騒ぎ立てて反対しています。しかし今回、百田氏の講演を妨害し中止に追いやったのは、誰あろう今まさに共謀罪に反対している左翼暴力主義者たちです。共謀罪が成立しては困るテロリスト集団の先方たちが、図らずもその馬脚を現したと見ることができます。

 共謀罪が必要なのか、あってはならないのか。成立した後の日本社会がどういう状態になるのか。われわれ超庶民の生活に何らかの影響があるのかないのか。率直に言って私にはよく分かりません。だから賛成とも反対とも叫ぶつもりはありません。しかし、今回のように、自由学問の府であるべき大学のイベントにおいて不逞組織の横暴がまかり通るような世の中は、明らかに変わるべきです。日本は自由で民主的な国であってほしいと切に思います。

ハガキ上がる

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 天下りあっせんスキャンダルで文部科学省の次官をクビになった前川という人。当時マスコミはこの男を不逞官僚の見本みたいに散々こきおろし、一部では税金で私腹を肥やしたんやから収賄罪で立件すべしとまで書いてました。ところが、クビになった腹いせに安倍政権にたてついた形で野党に担がれるようになると一転、勇気ある告発者だなどともてはやされてるわけです。いつもながらマスコミの無節操、傍若無人ぶりにはなんとも腹がたちます。

 さて、大多数の日本人にはなんの影響もない獣医学部のことは置いといて、今日は世間の関心が大きい久しぶりの諸色高直のお話です。今月から郵便料金が値上げされ、ハガキが52円から62円になりました。hagaki62.jpg

 定型封書の82円は据え置きですが、定形外は重さごとに微妙に値上がりになってます。また年賀状に限っては昨今の売り上げの減少を考慮して52円のまま据え置きますが、季節を過ぎると10円切手を足さないとあかんのやそうです。そんなん、絶対に混乱しますやん。

 日本で初めて消費税が導入された1989年に封書(定型)が60円から62円に、ハガキが40円から41円に値上がりしました。その後、1989年にそれぞれ80円と50円に上がってからは、それまで使ってた62円と41円の切手がなんとも使いづらかった記憶があります。封書では18円、ハガキは9円余分に足さないと出せない。めんどうなんでハガキに62円切手貼ったりすることもあって、この場合郵政は12円の不当な利益を得ることになります。その後3年前の2014年に82円、52円に上がったときも同様です。消費者は本来ならば必要ない負担を負っていたわけです。

 日本の郵政は、切手ブームを奇貨として、理不尽にもいたいけな切手少年の僅かなおこづかいを搾り取り国庫を満たす鬼畜の所業を続けていた、ということを以前に書きました。それと同様に、郵便料金の値上げは、今回に限らず純粋な売り上げの増加だけでなく、このような隠れたせこい増益効果があるわけです。

 しかし、先日こんなことがありました。

kitte_fusoku.jpg わたしはいつもハガキは万年筆で書きますが、年賀状はインクジェット紙なので万年筆は使えません。そこで当時50円やった年賀状の余りは、手数料払って普通のハガキに替えてもらいました。そのあとすぐに料金改定がありハガキは52円になったのに、うっかり追加の2円切手貼り忘れて50円のまま出してしもたのです。何かの懸賞の応募やったと思います。

 当然、配達されずに「料金不足」で帰ってきました。そのとき思ったもんです。

 「返送でうちに配達するのも、宛先に届けるのも、郵便屋さんの手間は一緒やんか。いぢわる。」

 もちろん、自分勝手な暴論です。また逆に「料金不足の郵便物は宛先に届けず、返送もせず廃棄する」なんてことやったら、それこそ暴動がおきます。クロネコと熾烈な競争を強いられている郵政のこと、とてもそんなことはできません。つまり、私のようにきちんとルール守らない顧客の対応にも多くの人件費と経費を割く必要があるわけで、やっぱり適正な業務遂行のためには値上げもやむなしと理解できるのです。

 来年のお正月以降、年賀状を懸賞応募に使って10円足りない、という大騒ぎがしばらく続くものと思われます。せっかく値上げしたのに、人件費がかさみそうですね。

蜜蜂と遠雷

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 読みました。

 恩田陸は好きな作家のひとりで、文庫になってるのんはほぼ全て読んでます。話のつじつまやストーリー構成よりも、作品全体のファンタジックな雰囲気が秀逸で、そっちの方が印象に残る作家さんです。名作の誉れ高い「夜のピクニック」がやっぱりいちばん好きでした、これまでは。そう、トップの座を今回の受賞作に譲ったというわけです。enrai.jpg

 今年の直木賞と本屋大賞ダブル受賞という快挙のベストセラーです。これは読んでおかねばなるまいと思って、文庫化前に買い込んで読み始めたところ、よかった。面白かった。すごい作品です。審査員さん、グッジョブ。

 クラシック音楽がモチーフです。ピアノコンクールを舞台にした、コンテスタント(コンクールの出場者のとこ)を描いた作品です。

 と書くと、登場する人物のいろんな人生やエピソードをふんだんに盛り込み、愛憎からめて人間模様を描いていく...というのがとおり相場です。確かにそんな要素もあるにはありますが、あくまでエピソードです。この小説の主人公は各コンテスタントによって演奏されるクラシック音楽そのものなのです。

 あらすじ言っちゃうと、

 「ピアノのコンクールがありました。予選、本選と選考は進みます。〇〇さんが優勝し、2位3位以下選考結果はごらんのとおりです。」

 以上、これだけです。ストーリーとしてはこれ以上書きようがない。

 もちろん登場人物の心理描写や、人物の描き方など、必要な要素は盛り込まれてますが、この長い小説の多くを占めるのは、演奏の描写です。演奏者の心理面も表現しながら、どんな音楽が表現されているか、演奏がどのように聴衆に伝わっているか、その詳細を超絶の文章でもって巧みに表現し、演奏の場面場面、コンクールの様子を劇的に綴っていきます。なんという筆力、すごいのひと言に尽きます。まるでページの中から玲瓏たるピアノの音が溢れ出てくるがごとく、鮮やかに読者に伝わってきます。

kenban.jpg それぞれの章ごとに、有名な曲のタイトルがつけられてます。はじめ「この章ではその曲がでてくるのかな」と思いましたが、さにあらず。関係ない。クラシックの曲名ですらない。「仁義なき戦いのテーマ」なんてのもあります。つまり、その場面のストーリーの展開を曲の雰囲気で暗示しているのです。なかなかうまい。

 わたしもピアノ曲は大好きなんで、作中に出てくる膨大な数の名曲のうち、よく知ってる曲、聞いたことある曲がたくさんあります。知らない曲をこの機会にチェックしてみるのもなかなか楽しめました。演奏の場面では、その曲のCDかけながら読んでみました。CD持ってなくても、昨今youtubeに行けばたいがいの曲は揃ってて、たちまち高音質で再生可能なのです。

 ほぼすべて、コンクール開催期間だけが舞台です。その間に出場者たちが、何を考え、それをどのように演奏で表現していくか。ただそれだけで物語が進んでいきます。劇的な展開があるわけではない、どんでん返しもなければ、納得のオチもない。それでいて読者はずんずん引き込まれて途中でやめられないのです。

 これが湊かなえの小説やったら、そろそろこのあたりで陰謀によって主人公が思わぬ怪我をするとか、あるいは出場者同士が恋に落ちたところ、実は一方が過去の恨みから復讐のチャンスをつけねらってて、コンクール本選のステージ上でその惨劇が繰り広げられる...火サスの台本かと見まごう、安っぽい展開となることでしょう。

 感動があとに残ります。それこそラフマニノフの長大なコンチェルトを聴き終えたかのような爽やかな感動が。読み進めて終わりに近づくにつれて、ああ、もう終わってしまうのか、残念、もっともっと読み続けていたい、と思える作品でした。

 脱帽です。

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WELCOME

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PROFILE

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katsuhiko

 

男 

血はO型

 

奈良県出身大阪府在住のサラリーマン

生まれてから約半世紀たちました。

 

お休みの日は、野山を歩くことがあります。

雨の日と夜中はクラシック音楽聴いてます。

カラオケはアニソンから軍歌まで1000曲以上歌えます